Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

高音質ケーブルの導入手順

2011年11月29日 | ピュアオーディオ

あちこちのブログを拝見していますと、「高音質ケーブルをして購入したが効果が判らない?」等のコメントをよく目にします。従来のケーブルからその部分だけ交換したのだから比較できると判断されて実施されている様ですがここに落とし穴が有ります。また試聴時間についても5分ごとに交換されて比較試聴?なんて事をされている方も多く見かけます。

ケーブルの端末は棒半田状・プラグ・ソケット・Yラグ・バナナプラグ等になっていると思います。これらの接続が十分な伝送をする為には、早い段階で累積5時間以上の通電(音楽を流す)事が必要です。この時間は今までに経験で得た時間です。ただ単にアンプのSWを入れた状態の空運転では充足されません。

ケーブルを導入する事例で一番失敗し易いのが「電源ケーブル」を先行で導入した場合です。何処か1か所の電源ケーブルを交換した場合は殆ど効果を確認出来ないでしょう。それはその電源ケーブルを繋いだ機器が「ふん詰まり」を起こす事と、仮にスルーになっていても他のケーブルや機器がその効果をもみ消してしまうからです。「高音質ケーブル」には導入手順が有ります。

ケーブル類は大きく分けて2つのラインが有ります。
1)信号ライン・・・ラインケーブル(RCA・XLR等)、SPケーブル
2)電源ライン・・・電源ケーブル

まずは「信号ライン」からが手順だと思います。それもSPに近いケーブルからが理想的だと思います。
SPケーブル→プリ~パワー間→CDP~プリ間の順。
それぞれの導入には3ヶ月程の期間差を設けてやると、常に「音質アップを実感しながら」実施できます。急いでやりますと「苦行」の連続になりかねません。

信号ラインのケーブルを交換し終えて、十分機器の信号ラインが活性化した事を確認してから、電源ケーブルに手を付けます。電源ケーブルは「上流から」を導入順序とされるのが好ましいと思います。壁コン→タップ→CDP→プリ→パワーアンプの順になります。

使うケーブルは同じケーブルが理想的です。メーカー違い、グレード違いが混在していては、「伝送容量」に大小が出てきますし、他にも音色の整合等にも影響して来ます。