Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

612Aシステムにユニット追加

2012年01月19日 | ピュアオーディオ

612AシステムにLO-Dのツィーターを追加して約1週間が経ちました。馴染ませてきますとアッテネーターのレベルをドンドン絞り込んでMINの位置まで来ました。この状態でも相当音数が増加して、周波数レンジも上下共に延びました。おまけにドラムの革をピーンと張った様な非常に反応の早いサウンドです。

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しかし、ツィーターの影響で「金属粉」の付いたサウンドに染まってしまいました。JAZZ系を生演奏の感じで鳴らすのは良いのですが、クラシックのオーケストラでは音色的に今一不釣り合いです。そこで今日はアンペックスの可搬型モニターSP#515をLO-Dのツィーターと7KHzでパラレルに繋いで見ました。

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アンペックスのSPのサイズは、ツィーターと呼ぶよりはミニフルレンジですのでチョッと違和感が有りますが、サウンドの方はかなりまともになりました。オーケストラでも更に音数が増えてなめらかさが出て来ました。「金属粉」はまだ若干残っていますが気にならなくなりました。

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定位は604Eで決まりますので違和感は有りません。「オンの音」・「オフの音」の組み合わせを考えると、本来はこのアンペックスの替わりに「リボン型」が良いだろうと云う事は判っていますが、手持ちのユニットが有りません。#515SPはダブルコーン型ですので、リボン型とまでは行きませんが、「オフの音」をいくらか出してくれます。

ワルター指揮の「プラハ」を聴いていましたら眠ってしまっていました。非常に音数も増えて聴き易くなっています。LO-Dのホーン型ツィーターの「飛んでくる音」の圧力が減少して、聴き易くなっています。