Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

クラシック音楽の試聴希望

2012年01月07日 | ピュアオーディオ

今日は近くにお住まいのクラシック音楽好きの方が来訪されました。最初に試聴を希望されたのはモーツアルトのフィガロの結婚のアリア「もう飛ぶまいぞ」。お客様持参の古いLPでした。歌い手は「ルチア・ポップ」。艶やかだが深みと張りのある声質が特徴的な素晴らしい声でした。

次にかけたのが「モーツアルト交響曲36番リンツ」の1楽章(ベーム指揮)。奥行き感のなる録音で、魔笛の序曲のようなメロディが印象的。こちらもお客様持参のLPです。古くからクラシック専門に楽しまれていらっしゃるとの事。お使いのSPはタンノイ:レクタンギュラーヨーク(モニターレッド)。もう45年もお使いとの事。じっくりとオリンパスシステムで堪能していただきました。

クラシック音楽の試聴で「モーツアルト」の曲を希望される方は「つう」の方が多い。ベートーベンの交響曲を希望される方は、「つう」の方と「初心者」の方に2極化している。良く知られた「運命」を希望されr方はどちらかと言えば初心者の方が多い様に思います。1・2・3番「エロイカ」や4番・7番・8番を希望される方は「つう」の方が多い。

自分もモーツアルトから始まって、モーツアルトで終わりそうな気がする。モーツアルトの曲を聴く上で再生システムが、「弦楽」を艶やかに軽やかに鳴らしてくれないとこの境地にはたどり着けないと思う。

モーツアルトの曲は、彼のあふれ出る才気・天才ぶりを演奏で引き出した録音を聞きたいと思う。ベームはモーツアルトの名演奏が多い。「レクイエム」、「魔笛」等・・・まだ彼の残した録音を集めたくなった。