Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅のマルチアンプ化は延期

2011年06月03日 | ピュアオーディオ

5月の内から準備を進めていた「自宅システムのマルチアンプ化」はしばらく延期する事にしました。フォノケーブルの試作・試聴でシステムを変更したくない為で、現在のアナログのサウンドが有れば無理しなくても十分満足出来るサウンドになっています。

Ogurakei

昨夜は3枚のLPを連続して楽しんでいました。1枚目はアルゲリッチのショパン ピアノソナタ3番、2枚目は小椋桂「彷徨」、3枚目はグラシェナ・スサーナ「アドロ」。これらの曲は若い頃から良く聴いているLPですが、今まで聴こえなかった音が随分多く聞こえます。ピアノの打鍵の強さや響板の響きがリアルです。ボーカルでは音の強弱がはっきりして、「口の形」が想像できる程です。特にスサーナでは彼女の「ささやき」、「つぶやく」様な歌声が眼前で歌っている様な錯覚を覚えます。いつまでも聴いていたい衝動を覚えました。

Susana


フォノケーブルを試聴して感じる事

2011年06月03日 | ピュアオーディオ

今回試作したフォノケーブルは大きな収穫だと思っています。自宅では3S仕様(今回のケーブルでは極太)のフォノケーブルを使って毎日試聴を繰り返しています。

感じるのは「まだ活眼していない」事です。今までフォノイコライザーが扱った事のない情報量が来ていますので「ふん詰まっている」様に感じます。出ているサウンドそのものは既に従来のフォノケーブルとは次元の違うグレードの高いものですが、まだ何処か「出し惜しみ」している様に感じます。

推測では毎日2時間以上聴いて約1ヶ月程は、信号経路の「拡幅工事」をして行くのではないかと予測しています。フォノイコライザーが「活眼」すれば更に上のサウンドを出してくると確信しています。