5月の内から準備を進めていた「自宅システムのマルチアンプ化」はしばらく延期する事にしました。フォノケーブルの試作・試聴でシステムを変更したくない為で、現在のアナログのサウンドが有れば無理しなくても十分満足出来るサウンドになっています。
昨夜は3枚のLPを連続して楽しんでいました。1枚目はアルゲリッチのショパン ピアノソナタ3番、2枚目は小椋桂「彷徨」、3枚目はグラシェナ・スサーナ「アドロ」。これらの曲は若い頃から良く聴いているLPですが、今まで聴こえなかった音が随分多く聞こえます。ピアノの打鍵の強さや響板の響きがリアルです。ボーカルでは音の強弱がはっきりして、「口の形」が想像できる程です。特にスサーナでは彼女の「ささやき」、「つぶやく」様な歌声が眼前で歌っている様な錯覚を覚えます。いつまでも聴いていたい衝動を覚えました。