二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

小心者の空威張り

2016-01-18 19:29:27 | 徒然に想う

関東のほうは、ニュースによると、大変なことになっている。暖冬にはドカ雪という構図、そのもの。この周辺といえば、よくあることかもしれないが、太陽の光が届くも、雨がトタンをたたく。フロントグラスをたたく。雪、じゃないのが救い。作業に出たいが、晴耕雨読を標榜してる以上、今日の午後は、家で仕事。

午前中はといえば、山仕事に関することを片付けようと駆け回ってた。文旦をJAやふるさと納税のお返しの品として出荷するために、JAの購買部やら道の駅、役場を駆け回る。率直に、正直に言うと、「もしかして、これって、たらい回し?」「で、結局、最後にまた振出しに戻る・・・かい。どうして一か所で終わらない? 勘弁してよぉ」。・・・そう、それはもちろん言いすぎ、自己中過ぎる。相手をしてくださった皆さんの状況を考えれば分かる。第一、この期に及んで新規者がやってくるとは想定しにくい。「この前手続きをしたのはいつだっけ?」ってことなんだと思う。しかも、庵主自身がすべて初めてのことで全く要領を得てない。よっしゃ、関係するところに一通り顔をつながせよう、と配慮した結果だろう。

明日の天気予報、最高がー2℃って、う、そ、だ、よ、ね。午前中雪マークだ。やばい、ヤバイ。明後日も? 瀬戸大橋で、快速電車が止まってる! この天気、もうオタオタしても始まらん。なるようになる。それだけのこと。ドンと構えるのみ、じゃ!

 

 

 

今日の一枚:12時ころ集落を望む。


郷土愛、のめばえ?

2016-01-17 17:53:26 | 徒然に想う

昨日、市内(高知市)で、農業担手育成センターの仲間の送別会(同窓会にもなったけど)。19時の会に参加するのにバスの連絡やJRの連絡を計って、15時に家を出た。それで、17時半頃に高知駅。今日8時半ころ市内を出て、一番近いJRの駅に着いたのが11時、少し前。バスの時刻表を確かめると一時間後! えい、待ってられるか!! 歩きだして1時間程経った。黒森山が見え、横倉山が見える。

どうも、ツバメが飛来してきている、ようだ。町の中心街を過ぎ、集落を目指して、坂道を歩いててるときのことだった。そういえば、先週も跳び方がツバメっぽいのを見かけてる。ただ、街角ではまだ、だ。ここはもっと北に上がるための中継地? それならありうるかも。そんなことを思っていると、車が止まってくれた。区長さんが顔を出す。「乗ってけ」。

いや、ちょっとは期待してた、「無くなったから追加出します?」と電話が入るのを。先回番宣したように、この土日、世の中、正直に判定してくださる。家に持って帰って確かめると、10キロほど買っていただけた。この間の連休の時も、だいたい10キロ(900g以上の袋で10)。だいたい、10キロほどが、ちょうどいいところなんだろう、か。「おち駅」のかたも工夫し売れるように協力くださっていた。感謝、感謝。最盛期にもなってきた、また何か考えなくては・・・。

結局、13時に家に着けた。車だと市内とこの町は小一時間の距離。それがなぜこうも長くなる! へへ、もちろん、怒ってなんかない。これがいいと思うところ。そこに、周りの方たちの気持ちもが伝わってくる。こうやって、徐々に、徐々にこの町が愛おしくなって、くるんだろうな。

 

 

今日の一枚:物置を整理したとき見つけたもの。いろいろな宝があるが、使えるもの、ないものがある。これは使えないものの最たるもの。ダイヤルもない黒電話、オブジェとして飾ってる。17時過ぎ。


美しきかな

2016-01-15 10:33:55 | 徒然に想う

不死鳥の羽? 女神の衣? 天使の羽? この美しさ、表現のしようがない。昨日の10時ころ、山に向かおうと外に出て、見上げた空に現れてた。手前の雲がゆっくりと移動するも、奥の色のついている雲はほとん動かない。しばらく見入っていると、色合いが濃くなったり薄くなったりする。太陽が昇る動きと雲の形が絡んだ結果なんだろう、それがより神秘的に魅せる。あぁ、こんな雲を眺め過ごせる日々、幸せ。

 

 

今日の一枚:いかんなぁ、失敗、失敗。失敗してもうた。この雲の前にも、彩雲。それを知り合いに送ったけれど、こっちのほうがよかった・・・。10時ころ東の空、家の前にて。


おかしな一日

2016-01-13 19:22:23 | 徒然に想う

おかしな一日だった。午前中文旦を収穫していると、それまでさんさんと暖かな陽が注いでいたと思えば、太陽が雲に隠れる。で、ポツポツとくる。昼を食べようと家に帰る途中、フロントガラスに水滴。午後一、ガソリンを入れるための往復の道中、同じようにポツポツ。K兄とシシが荒らした路肩を整備してると、やはりポツポツ。なんだか、久万高原のほうで雪が降ってる。その風花が解けて雨粒になっているんじゃないか、と思われ・・・。

風だ、風がすごい。ゴーゴーと音がする。あ、開いてないのにカーテンがゆ、れ、る。

 

実は、この連休、ポンカンを10袋、道の駅「おち駅」に出した。昨日確認すると、V。完売してた。次の試みとして、詰め放題をこの土日やってみようと計画。どうなること、か。お近くの方、ポンカンがお好きであれば、「おち駅」まで、どうぞ。

おい、番宣か!

 

中座します。区長さんから呼び出しが入りました。

 

 

 

今日の一枚:「あさいち」を見終え、ゆっくり山へ向かう。どうポンカンや文旦を売ろうかと考えていて、「あれ?」という気持ちに囚われる。「儲けたい? いや・・・」。どこか、なにかを忘れたような気になってしまい、暗澹としてた。そんなとき、この川、仁淀川が一瞬で癒してくれ、初心を思い出させてくれる。9時過ぎ、圃場に上がる道の直前にて。


春の第一報

2016-01-11 21:44:16 | 徒然に想う

山の梅が花を付けました。昨日は付けてなかったので、今朝咲いたようです。こう暖かいと「春が待ち遠しい」なんてことはあるまいと思っていたのですが、目の当たりにすると、嬉しいもんです。今日は文旦の選定をしていて、耳たぶが痛くなったので、尚更だったかもしれません。

そういえば、キャベツが丸まりだしました。きれいな巻きが密で重たいキャベツになってくれたらと思います。

 あ”、追肥、したいなぁ。

 

今年は自然界も迷っているそうです。庵主の住んでいる集落にある田んぼでは蓮華が咲いてるそうです。今日午後、三原村に向かう途中、サツキ(ツツジ?)を見かけました。ニュースによれば、すでに桜も咲いたとか。この地域の生物暦はまだ知る由もありませんが、実はこの山の梅の花も、この迷っている組み、なんでしょうかね。さてさて、初めての春、どんな春になるんでしょう。独り占めももったいない。是非見に来られませんか?

 

 

 

今日の一枚:9時過ぎ、山に上がる。あれ、と気付いた梅の花。ピンは合わせられなかったが、雰囲気は伝わった?


解体

2016-01-09 08:23:35 | 徒然に想う

昨日のこと、山に入るとK兄の文旦の木の下、一匹のシシ。小さい、子供? いや、ウリ坊じゃない。被害が大きくなる前に追っ払おうと石を投げつけみた。当たりはしないが逃げもしない? K兄に電話、用事が済んだらすぐ山に来るとのこと。

K兄が連絡してくれて、「くれてくれると。鶏より食べるところが多かろう」。これじゃ、文旦の収穫はでけんな・・・。さすがに〆ることはできず、わきで観てた。「あの梅の木につってさばけば、しよいだろ」。一旦家に戻り、包丁。おい、一人での解体、はじめて、じゃないか。最後までいける、か。

11時過ぎ、ジェラルディンに教わったやり方を思い出しながら、解体開始。なんども、どしようと口をつく。

 (茶色物がぶる下がっているのがわかります?)

包丁の使い方も、音や記憶がリードしてくれる。そうそう、ここを慎重に進めないと、肉が汚れてしまう。何とかなるもんだ、記憶だけでさばききれる。かえって誰かに見られてたら、うまくいかなかったかもしれない。頼れない、というのも役に立った、かも。初めてロリーナで豚の解体をみたとき、一晩寝かしてから解体するんだと教わった。シシも豚も一緒かと一晩置くことに。14時ころ、終了。

昼、食べなきゃ。

(白いネットで覆う。)

で、今朝回収、解体。夕飯にシシ鍋として仕立てたい。午後研修センターの後輩が文旦収穫に手伝いに来てくれる。お礼に食べる、山の贈り物のおすそ分け。文旦を収穫、太陽が西の山の向うにおちてった。一気に体感温度が下がる。やめやめ、仕事は止め! 一人で選定しながら進める以上の大きな前進。野囲いが一杯になってしまった。加えて、話せながら作業もできる、この楽しさも・・・。

おぉ、これは、これは。豚よりは固い気もするが、ほとんど豚。獣臭くない。まっこと美味い。味噌仕立ての鍋の中で踊ってるV。これが、「恵み」ってやつだな。楽しい収穫と宴でした!

 

 

 

今日の一枚:昨日の14時過ぎ、帰り道。

《やま椿 落ちてなおその 美しさ》

 

 

 

 

 

 


七草の日

2016-01-07 20:03:04 | 徒然に想う

、今日は七草粥の日。食べると今年の万病を避けることができる、とか。「セリ、ナズナ。ゴギョウ、ハコベラ。ホトケノザ。スズナ、スズシロ。これぞ七草」なんて歌があって、いつからかわからぬが、スラスラ出るようになった。理系で、暗記もんは徹底的に排除してきたのに、自然と口にすることができる。耳ざわりとか、肌触りとかのように「口ざわり」があって、この歌の場合、それがの心地よかったんだと思う。

ところで、この七種の葉物、食べれるものなんだろうか。例えば、ナズナ。これって、今で言うぺんぺん草。何も育たない荒れ地を「ぺんぺん草も育たねぇ」といったりするくらい生命力が強いんだろが、食っっても美味い? 雑草、ですよね・・・。スズシロ、これは大根。八百屋さんに並んでる、アノ大根なんだろうか。と、言うのも、山に大根が自生してる。ところが、葉はダイコンなんだが、根があの白い「ダイコン」じゃない。すでに先祖返りしてる。食べると、葉は美味いが、根は食えない。F1だとかない時代、どっちを指してたんだろう。 

昔からの風習、スキップしてなるものか。でも、歌のようには用意できない。第一、ぺんぺん草は食べるより、抜いて土に返したい。他に何を入れる? 圃場で探せばなんとかなるか、と。文旦20キロを三体収穫し野囲いに収めて、圃場に戻る。無理、無理、無理。歌のようになんか集められない。それがまた、悔しい、じゃないか。この時期でも、七種食べれるものを用意しとける。これは、かなり理想的なこと。ナズナがなんだあってもかまわんさ。

結局、「カブ、ミズナ。ルッコラ、カラシナ。ノラボウナ。ラディッシュ、ダイコンバ。今日の七草」。お粥にはせず、サラダで食べました。オリジナルのうたのようなご利益は?

(いかん、ピンボケだ! 右のサラダ、七種類入ってる。)

 

 

 

今日の一枚:西の山に陽が落ちた。一気に寒くなり、仕事をする気にならなくなる。山を下りる際中、振り返る。16時過ぎ。

 

 


なさけなし

2016-01-06 10:36:34 | 徒然に想う

日々知らないことに出会う。昨日は昨日でこんなことがあった。文旦を買ってくださった方たちに郵便局にある口座に送金していただこうと、送金依頼書を書いて入れ始めた。ところが、それでは送金できないことが発覚したのだ。自分でもよく使うてだから、便利だろうと思ってのこと。これからのこともあるから、郵便局に飛び込んだ。「口座記号、なんではじまります?」「1です。」「1から始まると、ATMに入れるとはじかれてしまうんです。ゼロから始まる振替口座を開いていただかないと」。

肥料を入れる、お礼肥えをする、ということは覚えている。文旦作りの名手の小母さんには3月頃入れろと言われた。化成だったら、効果が出るのに即効性があるから、木々が目覚めたころの3月に入れればいいんだろう。でも、有機質しか使わない。効果が出るには時間がかかる。早い方がいいに違いない・・・。しかも、一本の小夏の木がおかしい。異様に黄色い、明らかにに肥切れを起こしている。3月なんて待てん。が、いつごろ?

果樹園を下から見上げたり、棚田のほうから見たり、細かく見てみた。隣のK兄の文旦と比べて明らかに黄色い。以前からも黄色いと指摘もされてきた。だから、黄色いのは分かってる。いつかは肥料を入れる。でも、意外だな。なんで、森に近い方の木々のほうが黄色い? 文旦の木々が隣り合っているところのほうが、薄くはあるが青々してる。森の木々が肥料分を吸ってしまう? 森の木々の葉っぱが風に乗ってこないんだろうか。それが肥料化する、準自然農園になってほしい、のに。果樹は施肥やら選定など手をかける。何かあったのだろうか。森に近いところほど、斜面を登らなくてはならない。しかも、よりザレて急斜面になる。

結局、毎度のこと、何も「みて」ない。振込用紙を「みて」いれば、自分の記号がゼロでないことがわかる。そのことが頭に入っていれば、何をすればいいのか分かった。閉店間際の郵便局員さんを煩わせてしまった。振替口座の開設用紙を貰う。木の様子を「みて」いれば、肥切れを起こす前に対処出来た。3月である必要はない。状況の説明をうまく仕切れない庵主の「早すぎますか」に対して、アドヴァイスくださったK兄、普及所のIチーフに時間を取らせてしまった。遅効性のものを使うのだから、120キロ分の油粕をさっさと入れた。あぁ、まだまだ、こんなことを繰り返してる。なさけなや・・・。

 

 

 

今日の一枚:シロアリ防除の作業がある。家で片付けをしようと、雨戸を開けると、川の上、雲が龍のように上流に向かってゆっくり流れてた。8時半頃。


大雪になったら、どうしょう

2016-01-04 17:40:12 | 徒然に想う

Tシャツ一枚になって、文旦を収穫してました。これほどの暖冬、今までに経験がありません。どうしちゃったんだろう、なんて、どうでもよくなっちゃいますね、こうなると。エンドウのある一株なんて、とうとう二番花が咲いてしまいました。丈も1メートル位までになってしまうし・・・。

ふと気がづいたのですが、文旦の味のイメージってないですよね。甘さと酸味があって、なんていったところで、柑橘類だから、何の説明にもなってませんでした。石垣の一角に見晴らしのいい大きな岩があって、休憩するにはもってこいの場所。今日そこにちょこんと座り、文旦を食べてました。で、思いついたのですが、グレープフルーツに似てる。ただ、グレープフルーツほどの苦味はない。こう言ったら分かりやすいのではないでしょうか。それが、さらにえも言われぬ美味しさになっていくんだそうです。今でも十分美味しいんですけどね。

(摘果をしないと、文旦はこんな感じに一枝に実を付けます。グレープフルーツもブドウのように房状になるとか。身なりからして、意外に似てる?)

 

ここにあるか、カマキリの卵。上のほうについた実を取ろうとよじ登っていって見つけちゃいました。樹高からしたら、3メーターばのとこ、傾斜地にあるから一番近くの地面まで1メーターはある。カマキリの卵は雪に埋もれないところに産み付けられるそうです。しかも、暖冬の時、寒暖差が大きく大雪になることもあるとか。! まさかね、それはないよな。急傾斜地でそんなに積もったら、ひどいことになる、なんてことじゃ済まされない。一つだけでは読み切れん、か・・・。でも、一月にTシャツ一枚だから、ねぇえ。

 

 

 

今日の一枚:今頃天上では「しぶんぎ座流星群」が極大を向かえてる。明日の朝見るか、今夜遅くに見るか。喉乾いってからなぁ。9時ころ圃場から浅尾の沈下橋を望む。


仕事はじめ

2016-01-03 07:31:45 | 徒然に想う

仕事はじめ、ポンカンを収穫。木登りして、川を見れば、こんな翡翠色。太陽の位置によって、これが変わってゆく。スマホのシャッター、マニュアルモードにしW/Bを変えようとオタオタしている間にも変わる。しかも、目の当たりにしてる色合いと違うので、輝度を変えたり・・・。また色合いが変わっちまった。

もう、仕事はじめ? そう、三が日くらいはゆっくりなんて思ったんだけれども。色々な事が後手、後手になってて、少しでも片付けたい。それに31日くらいから寒い。居間に下りていくと、室温が一ケタなんて状態が続いてる。初日の出を撮りに行った帰り道、山で温度をみれば零度まで行った。果樹園に、文旦、ポンカン、小夏がある。文旦は実が10センチを優に越すし、皮も厚い。小夏はもっと先。この寒さ、ポンカンが心配。寒さに当たってしまいダメになるなんてのは絶対許せない。

木だって、川の色だって、容赦なく変化する。見逃すのは、結局、自分が悪いのだけれど、神=自然はヒトの都合なんて酌んでくれない。容赦なく変わっていく。上位者にたてつき、手を施そうとしても、どうしょうもない。決して「同じ」にはならない、元に戻せない。まったく、神=自然は「ない、ない」だらけ。従うしかない。

仕事はじめとして、二日は早いよなぁ。でも、締めて112キロ、これが二本の木から収穫できた。つまみ食い、実にうまい。そうか、これをどう捌こう。あぁ、これも、また、後手だ・・・。

 

 

今日の一枚:仁淀川の青は、透明感の強い時もあれば、こんな感じに濁っているようにもなる。一言で「青い」なんて言いきれないほど、いろいろな様を見せてくれる。昨日11時過ぎのこと。