二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

解体

2016-01-09 08:23:35 | 徒然に想う

昨日のこと、山に入るとK兄の文旦の木の下、一匹のシシ。小さい、子供? いや、ウリ坊じゃない。被害が大きくなる前に追っ払おうと石を投げつけみた。当たりはしないが逃げもしない? K兄に電話、用事が済んだらすぐ山に来るとのこと。

K兄が連絡してくれて、「くれてくれると。鶏より食べるところが多かろう」。これじゃ、文旦の収穫はでけんな・・・。さすがに〆ることはできず、わきで観てた。「あの梅の木につってさばけば、しよいだろ」。一旦家に戻り、包丁。おい、一人での解体、はじめて、じゃないか。最後までいける、か。

11時過ぎ、ジェラルディンに教わったやり方を思い出しながら、解体開始。なんども、どしようと口をつく。

 (茶色物がぶる下がっているのがわかります?)

包丁の使い方も、音や記憶がリードしてくれる。そうそう、ここを慎重に進めないと、肉が汚れてしまう。何とかなるもんだ、記憶だけでさばききれる。かえって誰かに見られてたら、うまくいかなかったかもしれない。頼れない、というのも役に立った、かも。初めてロリーナで豚の解体をみたとき、一晩寝かしてから解体するんだと教わった。シシも豚も一緒かと一晩置くことに。14時ころ、終了。

昼、食べなきゃ。

(白いネットで覆う。)

で、今朝回収、解体。夕飯にシシ鍋として仕立てたい。午後研修センターの後輩が文旦収穫に手伝いに来てくれる。お礼に食べる、山の贈り物のおすそ分け。文旦を収穫、太陽が西の山の向うにおちてった。一気に体感温度が下がる。やめやめ、仕事は止め! 一人で選定しながら進める以上の大きな前進。野囲いが一杯になってしまった。加えて、話せながら作業もできる、この楽しさも・・・。

おぉ、これは、これは。豚よりは固い気もするが、ほとんど豚。獣臭くない。まっこと美味い。味噌仕立ての鍋の中で踊ってるV。これが、「恵み」ってやつだな。楽しい収穫と宴でした!

 

 

 

今日の一枚:昨日の14時過ぎ、帰り道。

《やま椿 落ちてなおその 美しさ》