二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

七草の日

2016-01-07 20:03:04 | 徒然に想う

、今日は七草粥の日。食べると今年の万病を避けることができる、とか。「セリ、ナズナ。ゴギョウ、ハコベラ。ホトケノザ。スズナ、スズシロ。これぞ七草」なんて歌があって、いつからかわからぬが、スラスラ出るようになった。理系で、暗記もんは徹底的に排除してきたのに、自然と口にすることができる。耳ざわりとか、肌触りとかのように「口ざわり」があって、この歌の場合、それがの心地よかったんだと思う。

ところで、この七種の葉物、食べれるものなんだろうか。例えば、ナズナ。これって、今で言うぺんぺん草。何も育たない荒れ地を「ぺんぺん草も育たねぇ」といったりするくらい生命力が強いんだろが、食っっても美味い? 雑草、ですよね・・・。スズシロ、これは大根。八百屋さんに並んでる、アノ大根なんだろうか。と、言うのも、山に大根が自生してる。ところが、葉はダイコンなんだが、根があの白い「ダイコン」じゃない。すでに先祖返りしてる。食べると、葉は美味いが、根は食えない。F1だとかない時代、どっちを指してたんだろう。 

昔からの風習、スキップしてなるものか。でも、歌のようには用意できない。第一、ぺんぺん草は食べるより、抜いて土に返したい。他に何を入れる? 圃場で探せばなんとかなるか、と。文旦20キロを三体収穫し野囲いに収めて、圃場に戻る。無理、無理、無理。歌のようになんか集められない。それがまた、悔しい、じゃないか。この時期でも、七種食べれるものを用意しとける。これは、かなり理想的なこと。ナズナがなんだあってもかまわんさ。

結局、「カブ、ミズナ。ルッコラ、カラシナ。ノラボウナ。ラディッシュ、ダイコンバ。今日の七草」。お粥にはせず、サラダで食べました。オリジナルのうたのようなご利益は?

(いかん、ピンボケだ! 右のサラダ、七種類入ってる。)

 

 

 

今日の一枚:西の山に陽が落ちた。一気に寒くなり、仕事をする気にならなくなる。山を下りる際中、振り返る。16時過ぎ。