二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

白昼夢か

2011-02-17 08:16:43 | 徒然に想う
《残雪を月明りとみて照れ笑い》

今思い出しても、ほんとなんでと思う。朝の闇にボォッと浮かぶ。のっぺりした感じで、蛍光塗料でされた悪戯書きのよう。そういえば、一面に広がっていなかった。瀬戸内海の島々のように点在していた。

月明かりなら一面に広がっていないとおかしい。街灯だとしても同じ。どう考えても、黒いところ、白いところが入り混じるはずがない。それを月明かりや灯りと見たのは何故。わからぬ。

まさか白昼夢? 歩きながら夢を見た…。まさに月明かりに浮かぶ瀬戸内の島々だったんだろうか。ただこの場合色合いが逆さま。海が白っぽく島が黒っぽく見えるはず。

まぁ、いい。きっと、人が見ていたら、絶対ににやけていたに違いない。朝の闇のなか、誰ひとり会わなかったから良しとしよう。今、通勤途中。iPodからベートーベンの月光が流れてきた…。





今日の一枚:マンションを出て植え込みを見ればまだ残っている。今夜は雨の予報。

残り雪

2011-02-16 08:30:39 | 徒然に想う
遊水池を取り巻く土手に上がると、ちょっと左右から木々で覆い被されるところが、まもなく出てくる。普段歩く時は薄暗い。どうしたものか、今朝は明るい。月に照らされているかのようだ。

いや、それはおかしい。昨夜布団に入った時、西の窓からさんざん照らされた。時間からいって有り得ない。街灯がついた!? 車のライト? 無粋な!

一人笑ってしまった。その薄明るいところに足を踏み入れると、ザクッと音がする。

もちろん、光が音を立てる訳はなく、残り雪。考えるまでもなく、足を踏み入れるまでもなく、雪以外有り得ない。畑に沢山残ってると思いながら歩いてもきた。それでも、どうして灯りなどと考えたのだろう。無粋だと腹をたてた自分が滑稽だった。






今日の一枚:神社の境内の片隅に残る雪。

雪、二弾目

2011-02-15 16:26:23 | 徒然に想う

どれ出かけるかと、念のため電車の運行状況をのぞいてみた。…運転見合わせ中…!? 雪で木が倒れたからだという。何てことだ。上司と同僚にメールし遅れる旨、連絡。折り返し、上司から家で仕事してもよいとのこと。遠慮なく自宅から会社のPCにアクセスして仕事をすることに。これが、昨晩降った雪の顛末。

この時季、本州の太平洋岸を低気圧がなめて行くといつもこうだ。しかし、雪で電車が止まってしまうのは数年ぶり。朝の内には復旧したとはいえ…。風が強かったり、ゲリラ豪雨ですぐに止まってしまう路線だから仕方ない、とは済ませたくないところ。家にいて仕事は、通勤地獄がない分たすかるが、サラリーマンである以上自分を律しなければならない。思いのほか窮するものだ。

この時季といえば、まったく話が違うのだが、ヤナギが美しくなっていくんだそうだ。先日テレビを見ていたら、「ヤナギ」って季語で俳句を投稿しませんかときた。てっきり夏や初夏なのかと思ったのだが、調べてみると春。その美しくなっていく時季を想定するらしい。そういえば、確かに変化がある。

≪あぁそうか 通勤の窓越し 柳見て≫

 

どうだったのだろう、一日家にいたから草木たちのことを見れなかった。寒かったし、雪のせいで柳の新芽も足踏みをしてしまっただろうか。あの寒桜は? いや、雪をちょこんと乗せてかわいらしかったりして。

 

 

今日の一枚:昨夜9時半ころ、家の最寄り駅で下りロータリーに出るとこんな感じ。歩道は3センチは積もっていた。

もう一枚。家の窓からとばりが下りて行くのが見える。これもいい。

 


息吹き

2011-02-13 18:02:02 | 徒然に想う

気になってしょうがない。いや正確にはこの一週間ほど前あたりから気になっている。いつもの散歩コースで遊水池まで行くと、木の様子がなにやらおかしい。朝の暗闇の中、どこか燃え立つと言ったらいいだろうか、枝の先端が黄緑色に赤が混じったような色のオーラのようなものを撒き散らしているように感じる。

それを解明するために、今日の午後は散歩に出る。もちろん、遊水池に直行。分からない、どうも、わからない。望遠越しに見ても、ふに落ちない。で、普段は行かない土手の植え込みにもぐってみた。すると、どうだろう。まだ芽吹いているわけではない。が、若葉出るだろう冬芽が赤くパンパンに膨れている。もちろんすべてではないが、生気に溢れてる、ではないか。

枝の先端を見上げながら外周を歩いて行くと、凧あげをしている二人がいる。長いレンズに三脚を担いでいる人もいる。「ここは、カワセミがいるからね」 (いや、カワセミはどうでもよくてさ) 「へーぇ、そうなんだ」 午後は暖かく、ゆっくり観察、ちょうどいい。遊水池のまわりは賑やかだ。

なるほど、そういうことか。ここ一週間のうちに芽吹く準備が一気に進んでいたわけだ。ほとりの梅の木も満開とはいかないが、七割八割方咲いた。遊水池を取り巻くのは木々ばかりじゃない。鳥たち、気付けばペアが固まった。今日のように風はあってもある程度暖かだと人も出る。これからどんどん賑やかになるって、ことか。いい季節はこの辺りでは頭の上あたりまで来た。あとは大地が温まり、虫たちが目覚めるのを待つだけ。

 

 

今日の一枚:対岸に渡ってもまだ楽しそうに凧を上げている。携帯では撮れない。あえて、一眼のサイズ変更だけしたものを使ってみた。スクロールしてご覧あれ。

≪凧上げる 若い二人は 何を追う≫

 

 


雪の小旅行

2011-02-13 13:38:46 | 徒然に想う

冬になると、どうも、かみさん共々雪が見たくなったり、寒いところに行きたくなったりする様である。小樽に稚内、旭川、札幌など冬になると行ってきた。今年も例外でなく、この三連休の金土を使って、出かけてきた。ただ行くのを決めたのが、この一週間のことなので、そんなに遠出はできなかった。出かけたところは新潟。喉グロを代表とする魚、お寿司、ヘギそば。食い倒しに行こう、というのが狙い。

週の前半や木曜日の予報では荒れ模様。ちょっとまずいかなんてはなしていたんだが、ついてみれば、確かに寒いし雪は舞っている。が、さほどのことでなかった。女の子の中には普通にヒールをはいているし、車を使うからだろうが薄手のセーター位で済ましてしまっている兄ちゃんたちもいる。予報外れで、こちらの冬と変わらない。

いやなにしろ驚いたのが、雪が積もっていないのだ。上越国境のトンネル地帯を越えたばかりは雪が屋根から落ちそうになっていたりしてしっかり積もっている。ところが、長岡を超えるころから目に見えて雪深さが感じられなくなり、新潟に着くころは、除雪で集められたところは別として、雪が街中にない。

海の力、山の力なんだろう。市内近くでは海水の保温力がものをいい、雪が積もりにくい。山に近いところでは水がなく、雲が山にぶつかった衝撃で雪となる。理屈はそういうことなんだろう。こんなことを理解していない。で、驚くなんて結果になってしまう。新潟まで出かけていって、相変わらずものを理解していないことを露呈してしまった。頭や先入観でものを見てはいけないのに。悪い癖だ。

 

 

 

今日の一枚:帰り道、燕三条を過ぎたころ。銀世界であるが、メートル単位での積雪じゃない。豪雪地帯のニュースで洗脳されているのか、それが不思議であった。

 

今日の寒桜の様子。

角度を変えてみると…

 

追伸:新潟市内女池という地名のところにあるスーパー銭湯「女池 ゆったり苑」というところに行った。数日前の夢に出てきた地名の一つが「女温泉」と漢字で書いた。ちょっと驚き。

 


雪降る

2011-02-11 11:02:18 | 徒然に想う
起きて、どれとカーテンを開け外をのぞくと…。乾いた道路。

散歩に出たのが五時、遊水池が半頃。その辺りから時折パチパチとジャケットを叩く音。ついに来た、か。

神社の下の公園に入る。桜の下、なにか暖かい物に包まれる。桜がすきだからな。しかも、そうか、よく見れば木々の枝が若草色に輝いて見える。起き出した、エネルギーに満ちてきた。

六時、神社に上がる。落ち葉にサラサラと。雪のようなザラメのような。まぁ、庵主にとってこの冬の初雪。







今日の一枚:神社の境内にて。

おもてなし

2011-02-09 22:32:40 | 徒然に想う
会社を出ると直ぐ電話を入れて、一人分をおさえてもらった。夕飯を頂くために、いつもの大将の処。

会社から大将の処まで歩いて、二十分くらい。着くともう食べたい物がならんでる。なに、今日は歩いてきたの。はい。

あわただしく、ジャケットを脱いで…。いつもと違う一点を発見。春の演出。紅梅か、ガラスの猪口に活けてある。粋ってんだろか、嬉しいおもてなし。




今日の一枚:もしかして河津桜? 頂きますの前に。

さそり座のこと

2011-02-07 23:36:12 | 徒然に想う
アンタレスに気付いてから、何度か作ってみたが、なんとも納得出来ない。ダメ出しもあって、どう攻めてみたものか考えあぐねてきた。

今朝は暖かく、霞が上っている。低い空の星々は見えたり見えなかったり。それでも金星はハッキリ。南を見れば、アンタレスが辛うじて何とか見える。

目の錯覚だったか、北極星の方に金星並みに明るい星一つ。急激に暗くなって、朝の闇に消え去った。飛行機や人工衛星なら、いずれかに流れる。が、その星は一点に止まって消えていった。幻影?

霞がどう朝を彩ってくれるかすら、思っていなかった。なにも見ず考えず歩いてた、と思う。気付いたらマンションの前。あぁ、いや、一週間程前の寒い朝、南東の空低く姿が見えた時のことを思い出していたんだ。

《スコーピオン 凍る大地 割り昇る》





今日の一枚:昨日撮った寒桜の別ショット。今日は一気にすすんだか。

夢をみた

2011-02-06 15:29:29 | 徒然に想う

夢をみた。初めて地名が出てきた。キーワードは3箇所、書きとれた。

ネットで検索すると、そのキーワードに合致するのが何箇所か出てくる。

 

…予知夢、だろうか。

 

 

 

 

今日の一枚:家を出たとき、雲がおおく星が見えなかった。切れ間から、遊水池に入った時、青の時間になったのが分かった。梅が香る。神社に行くと赤の時間が終わっていた。でも赤い太陽が見えた。

≪ほのかなる 香りに包まるる 余寒のあさ≫