二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

息吹き

2011-02-13 18:02:02 | 徒然に想う

気になってしょうがない。いや正確にはこの一週間ほど前あたりから気になっている。いつもの散歩コースで遊水池まで行くと、木の様子がなにやらおかしい。朝の暗闇の中、どこか燃え立つと言ったらいいだろうか、枝の先端が黄緑色に赤が混じったような色のオーラのようなものを撒き散らしているように感じる。

それを解明するために、今日の午後は散歩に出る。もちろん、遊水池に直行。分からない、どうも、わからない。望遠越しに見ても、ふに落ちない。で、普段は行かない土手の植え込みにもぐってみた。すると、どうだろう。まだ芽吹いているわけではない。が、若葉出るだろう冬芽が赤くパンパンに膨れている。もちろんすべてではないが、生気に溢れてる、ではないか。

枝の先端を見上げながら外周を歩いて行くと、凧あげをしている二人がいる。長いレンズに三脚を担いでいる人もいる。「ここは、カワセミがいるからね」 (いや、カワセミはどうでもよくてさ) 「へーぇ、そうなんだ」 午後は暖かく、ゆっくり観察、ちょうどいい。遊水池のまわりは賑やかだ。

なるほど、そういうことか。ここ一週間のうちに芽吹く準備が一気に進んでいたわけだ。ほとりの梅の木も満開とはいかないが、七割八割方咲いた。遊水池を取り巻くのは木々ばかりじゃない。鳥たち、気付けばペアが固まった。今日のように風はあってもある程度暖かだと人も出る。これからどんどん賑やかになるって、ことか。いい季節はこの辺りでは頭の上あたりまで来た。あとは大地が温まり、虫たちが目覚めるのを待つだけ。

 

 

今日の一枚:対岸に渡ってもまだ楽しそうに凧を上げている。携帯では撮れない。あえて、一眼のサイズ変更だけしたものを使ってみた。スクロールしてご覧あれ。

≪凧上げる 若い二人は 何を追う≫

 

 


雪の小旅行

2011-02-13 13:38:46 | 徒然に想う

冬になると、どうも、かみさん共々雪が見たくなったり、寒いところに行きたくなったりする様である。小樽に稚内、旭川、札幌など冬になると行ってきた。今年も例外でなく、この三連休の金土を使って、出かけてきた。ただ行くのを決めたのが、この一週間のことなので、そんなに遠出はできなかった。出かけたところは新潟。喉グロを代表とする魚、お寿司、ヘギそば。食い倒しに行こう、というのが狙い。

週の前半や木曜日の予報では荒れ模様。ちょっとまずいかなんてはなしていたんだが、ついてみれば、確かに寒いし雪は舞っている。が、さほどのことでなかった。女の子の中には普通にヒールをはいているし、車を使うからだろうが薄手のセーター位で済ましてしまっている兄ちゃんたちもいる。予報外れで、こちらの冬と変わらない。

いやなにしろ驚いたのが、雪が積もっていないのだ。上越国境のトンネル地帯を越えたばかりは雪が屋根から落ちそうになっていたりしてしっかり積もっている。ところが、長岡を超えるころから目に見えて雪深さが感じられなくなり、新潟に着くころは、除雪で集められたところは別として、雪が街中にない。

海の力、山の力なんだろう。市内近くでは海水の保温力がものをいい、雪が積もりにくい。山に近いところでは水がなく、雲が山にぶつかった衝撃で雪となる。理屈はそういうことなんだろう。こんなことを理解していない。で、驚くなんて結果になってしまう。新潟まで出かけていって、相変わらずものを理解していないことを露呈してしまった。頭や先入観でものを見てはいけないのに。悪い癖だ。

 

 

 

今日の一枚:帰り道、燕三条を過ぎたころ。銀世界であるが、メートル単位での積雪じゃない。豪雪地帯のニュースで洗脳されているのか、それが不思議であった。

 

今日の寒桜の様子。

角度を変えてみると…

 

追伸:新潟市内女池という地名のところにあるスーパー銭湯「女池 ゆったり苑」というところに行った。数日前の夢に出てきた地名の一つが「女温泉」と漢字で書いた。ちょっと驚き。