二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

午後の一こま

2011-02-27 17:23:21 | 徒然に想う

≪ナナホシの眠りを覚ます畑返し≫

17℃ほどまで上がる暖かな一日。その午後の散歩でのこと。トラクターで畑を起こしていた。足元に…。

 

家に帰って、畑を起こすのは季語なんだろうか調べてたら、こんな句を見つけた。

耕して神と佛につかへけり 思桂 「ホトトギス」

すごい。

 


遊水地でのこと

2011-02-27 10:08:56 | 徒然に想う

思わず、やった! と立ち止まり、グーの右手でパーの左の手の平をポーンと叩いて、ガッツポーズ。今年初めてのウグイス。待っていましたよ、遊水池を取り巻くブッシュの中から、聞こえてくる。へたくそー。もちろん、ホーホケキョなんて程遠く、一生懸命練習している。ケキョ位はうまい。風がないのに、声のする方の枝が揺れる。姿見せないかと、しばらく立ち止まってみたが、いつの間にか声が消えてしまった。

遊水池の湿地にあった葦やガマの枯れ草がきれいに片づけられた。湿地帯の植物保護のために立ち入るなと看板があるのだから、たとえ手を入れるためでも、立ち入るのはおかしくないか(もちろん、屁理屈。人工であつらえたところだから、整備する必要がある)。ところがだ、マガモの番いやムクドリのコロニーが、丈の低くなったその湿地に入り込み盛んに啄んでいる。今まで、丈の高いものによって遮られていた分、虫たちが隠れているんだろう。それこそ、ニワトリたちが喉を鳴らして餌を啄むがごとく、泥の中に嘴を突っ込んで食事にいそしんでいる。規則を破っても、他の生き物たちに恩恵がもたらされる。

情けないことをする。カワセミを狙う人たちにとって、この遊水地は静かでいいらしい。が、そのマナーの悪さたるや…。ここはカワセミだけのための池はない。マガン、オナガガモ、カルガモ。アオサギ、コサギたち、他の野鳥たちが多く来ている。おそらくコサギやアオサギたちがいるとカワセミが来ない。だから、交代で彼らが舞い降りてくるたびに、走って追い払っている。写真は撮れるかもしれないが、虚栄心しか映らないつまらぬもの以外何物でもあるまい。まぁ、見たいとも思わぬが。

この小さな遊水池は分かりやすいかもしれない。こうやって草木を見れば芽吹いてきているのが日に日にわかり、春が見える。ちょっとモネ風? 耳を澄ませば鳥たちがたくさんいる。春が聞こえてくる。季節季節の変化が身近に感じる。

 

 

今日の一枚:ずいぶん日の出時間が早くなり6時15分ころだ。今朝は寝坊をして朝陽が差し込んだ7時ちょうどころの池。

 

追伸:今朝の桜の様子。ちなみに、土筆が頭を出している。蕗の薹はもう頭が割れ始めていた。そんなのを昨日見つけた。