二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

朝、節分を思う

2011-02-03 13:04:54 | 徒然に想う
《節分の外だ内だの声いずこ》

どこもがまだ暗闇の中。静かだ、穏やかだ。今日は節分。明日、立春。

子どもの頃、節分というと何をしたろう。寒いのに窓を開け放って、確か電気を消して、升からマメをつかんでは、「鬼は外、福は内」と大きい声をだしながら撒く。そして窓を閉じ、部屋に撒かれたマメを年の数探して食べた。

最近コンビニに行くと恵方巻きなるものがある。節分の日に食べるお寿司の巻物だ。もともと関西方面の習慣らしく、子どものころ、聞いたことがない。コンビニの商魂というか地域の伝統行事を全国化・均一化する凄まじさに驚いてしまう。

いつ頃までだろう、豆まきをしたのは。爺ちゃん婆ちゃんが元気だった頃までか。自分たちでやることもないし、記憶に残ってない。そういえば、アパートやマンションで生活しだしてから、子ども達のそんな声を聞いたことがあろうか。アパートやマンションでは例え伝統行事だとしても、大声なぞだせない…か。その点、恵方巻きなら近所迷惑にならないからいいかもしれぬ。いやいや、そう言うことじゃない。「鬼は外、福は内」と元気な声を聞きたいものだ。





今日の一枚:五時二十分、神社の展望台にて。最近同じような映像ばかり。黒の時間から青の時間に変わるのも遠くない。