二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

ジャガイモのニョッキ

2014-12-04 16:34:14 | 徒然に想う

雨の予報を見ると、最近軟弱なのか、すぐ“雨読”に走る。先日の「氷塊す」で書いた庵主の疑問に答えを示してくれた先生が書かれた本を読む。話だけでなく、事例やデータなどでより確固とした理解につながってきた。ただ、効果は3年から5年位かからぬと出てこない。安心感はあっても、やはり、実証したくなる。焦る気はないが、早くどうにかしたいと、つい思ってしまう。この焦り、どう抑えたものか…。

本を読んでいるだけでも、お腹が減る。脳を使えばそれだけエネルギーがいる、って実証だ。目を上げると、あと30分もすればお昼だった。そこで、今度は「調理実習」に移行。ジャガイモの食べ方のバリエーションを増やしたい。それにトマトソースを使いたい、乾燥野菜を使いたい。これが本日のテーマ。ナスのトマトソースに、ジャガイモのニョッキに挑戦することに。

精神の幼稚性、脆弱性。高齢者の暴走のことを読むと、そんなことばを目にする。ただ、自分にも潜む問題。ぶれたり迷惑をかけたくないが、いろいろなことから追認してばかりいる。こんなにも幼稚だったのかと落ち込むことがしばしばだ。言い訳なぞ、なんにもならないが、マザーランド探しに手こずっているのが余計輪をかけるのだろうと思う。なかなかうまくいかない(ため息)。

ジャガイモ(アンデス・レッド)を串がスッと通るくらい(50グラムほどのジャガイモ三つで25分)茹でる。レシピには皮を取れとあったが、せっかくの赤い皮、もったいない。彩りにと一緒に潰す。ポテト・マッシャー、フォークの背と出来るだけ潰した。そこにジャガイモの3分の1量の小麦を混ぜ捏ねる。塩を少々振って捏ねる、捏ねる。一つの丸にまとめて、少し休ませる(参考にしたレシピには1時間と書いてあった)。その間、トマトソースに移る。乾燥野菜はナスとオクラ。ここで問題発覚。オクラが戻らない、しかも繊維が固くって食べられたものじゃない。取り出して、ごめんなさい…。適当な大きさに丸めて潰して(500円玉を一回り大きくした感じ)

沸騰した水を中火にし高温を保ちながら、沈めていく。面白いもんで、茹であがるとフワーっと浮き上がってくる。それを見逃さず、取っちゃ笊に上げる(中火、浮き上がった瞬間というのは参考にしたレシピから得た)。

茹でたてを口に放り込む。「へへへ、やったね」と、いかない。粉っぽい。いや、レシピ通り、ジャガイモの三分の一量だから、そんなこと…。休ませる時間が短い、のか。かと言って、オクラのようにもうごめんなさい(こういったようなことでも、標榜していることと実行していることの間に筋が通らない。どこか脆弱性があることがおわかりになりますでしょ)は出来ない。茹であがったニョッキにトマトソースをかけ、やれやれと思いながら食べ始めた。すると、すると、なんと「!!」。 茹でたてよりもニョッキが美味い。塩を控えめにしたトマトソースだから、パルメザンをふって、タバスコを少々。で、あっという間に完食。自分は天才じゃと満足感に浸りながら、食器を洗ったのでした。

 

 

今日の一枚:完成したニョッキ。小麦を入れ過ぎたかもしれない。レシピ通りで、これだけ白くなってしまい、アンデスレッドのカレー粉風の色味が消えてしまった。トマトソース、湯剥きなどしないから、皮が針のような形に残っている。ちなみに、チーズとタバスコ以外は小川町産。12時45分頃撮影。