二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

給食の牛乳

2014-12-03 04:44:47 | 徒然に想う
小学生や中学生の時、給食と言えば、必ず牛乳が出た。例え、ご飯がでても合わせて取る、これが給食だった。子供心に、数少ないご飯食の時さえ牛乳を飲まなくてはならないのかと思ったものだ。どう考えても、牛乳とご飯の組み合わせはない。

三条市、2008年から給食の全食パンを止めご飯にしていたところ、親の意見もあり、やっと牛乳を止めることにしたらしい。給食は家庭での栄養管理を保管する目的で、不足勝ちなカルシウムの摂取を牛乳でと決めている。だから、三条市の取り組みは試験的で、代わりに小魚などを増やし牛乳から摂取出来る以上にしたとか。

日本食が文化遺産になっていろんな食にかかわることが伝わる。食べものの合わせ方なども、伝わればいい。その役割は勿論家庭での食育が担うと共に、給食がそれを担って欲しいと思う。

これは現実的だと、その記事を読み進めいくと、溜め息をついてしまうコメントに出くわしてしまった。牛乳を試験的にせよ止めることに反対している。栄養学的に牛乳を上回ったカルシウム量でも、何がなくても牛乳でなければと言う方々がいるのだ。合理性もないし、牛乳とご飯の組み合わせがどんなものか思いも寄らないのだろう。つまり、牛乳からの既得権益をないがしろにされた。子供たちを栄養学の対象としか見ていない。そんなとこだ。子供たちは日本の文化の担い手。自分の立場に固執するのでなく、子供たちの将来を中心に考えられないかと思う。なにしろ給食の思い出は強烈だ。





《空気冴え 富士山半分 白くなり》


今日の一枚:昨日の5時42分のこと、神社の展望台から。