二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

三升漬 その後のその後

2014-12-01 17:16:25 | 徒然に想う

昨日のこと、遅まきながら、大豆の二度目の脱粒。日曜日の雨までで相当爆ぜたり、鞘・豆もまた湿って手こずるだろうとビクビクものだった。意外に爆ぜてはいなかったが、一回目の時よりも少ないのにもかかわらず時間がかかる(しかも、まだ枝や葉などを取りきれない)。それはいたしかたない、想定内のこと。が、問題が一つ…。

それは、結構島が崩れていたこと。これは予想だにしていなかったので、ショック。一回目の島立ての際、風が吹いても壊れたりしなかったので、同じ感覚で二度目もやった。だから、安心していた。でも、結果は一目瞭然。慢心、ということだろう。崩れた島を起こしては、豆打ちにと広げたブルーシートへと、ショックを癒やしながら運ぶ。もちろん、爆ぜて落ちた豆、一つ一つ落ち穂拾いのように集め…。見捨てられるものか。

ところで、9月に仕込んだ三升漬のことを覚えていられるだろうか。それがまことにいい晩酌のあてで、ちびりちびりとやってきた。ところがいよいよ底が見えてきた。二度目を仕込まねばならない。雨の予報の明日(今日のこと)、“雨読”として調理実習にして、仕込むとしよう。ところが、何をどう思ったか、昨晩、拾い集めた豆、洗い水に浸してしまった。大豆使わなけりゃ…、三升漬は? 余計なことをやってしまったものだ。どうするか…。実は一回目の三升漬、後から昆布を足している。レシピを探してもそんな三升漬ない。ヴァリエーションは無限にありそう。そこで思い付いたのが、麹を使って仕込むという点。味噌だ、大豆と麹とで出来上がる。三升漬に大豆を入れたらどうなるんだろう、どうせ庵主の酒のあてなんだから…。

やってみました。大豆、試食して枝豆のような食感になっていたので、20分ほどで炊き上げるのをやめ、そのまま冷えるまで放置。この時間、24時間水に浸しても40分くらいは煮るものらしいから、相当早い。ただ、麹と混ぜるから、それでも構わないだろうと判断。三升漬の基本レシピ(麹:醤油:唐辛子=1:1:1)に、冷めた大豆を2培量(麹:醤油:唐辛子:大豆=1:1:1:2、この2倍量の内、1を半殺し、残りは丸のまま)。ちなみに2倍量にしたのは、この大豆、小川町の在来種、がとにかく美味い。ゆでてそのまま食べても実にうまい。美味いものは多く、という意地汚さからだ。さて、さて、この二畳庵版三升漬、どうなることでしょう。同時に満たしたのが吉とでるといいんですが…。

 

 

今日の一枚:仕込んだ直後の様子、今日の14時過ぎ台所にて。 

追伸:煮汁、捨てたりしない。そんな勿体ないこと出来ない。塩をパラパラ入れるだけでも十分美味しい汁ものができる。今日は、味噌を溶いて饂飩の汁にして昼飯に頂いた。大根、ニンジン、長ネギ、サトイモが入っている。急に思いついたので、サトイモ以外は相方が購入していたもの。ちゃんと予定してれば、饂飩と味噌以外、小川町産でまとめられたのに…。味? そりゃもう、最高でした。