二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

暗雲…

2007-12-22 12:03:54 | 徒然に想う
最近、散歩の時間によく立ち込める。仕事がらみのことを考えてしまうからだ。効率よく進む進まないとかではない、相変わらず月水金の週三出社、残り二日在宅の状態。その出社のときあった事柄のことをずっと引きずってどうするか。鳥や風の音、周りのことに目もやらず、確かめもせず…。こうやって、目が失われるのかと、暗澹たる気持ちになっていく。

今朝も仕事のことを考えながら、雑木林を通り抜けていった。やがて、桜の木のある川辺を過ぎ、散歩をするようになってから知り合ったワンコのところに着いた。

そいつ、初めは、口笛で呼んでも目をチラッと上げる程度。しばらくして、小屋から出てくるようになったが、近づいてきやしない。頭をなでてやろうとすると、吼えた。先月くらいからか、少しは慣れてのか靴の匂いをかいだりしたが、緊張か怖いのかブルブル震えていた。ところが先週、午後の散歩のときだ。近寄ったら、飼い主のおばあちゃんと目が合った。「こんにちは」「あぁ、こんにちは」

次の日から、彼は震えることもなく、呼べば出てきて、頭をなでろと足元に座る。おばあちゃんとの会話を聞いて理解でもしたかのようだ。

そんなことを考えた。今朝は、スーッと暗雲が立ち去った。