二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

雑木林

2007-12-18 09:55:14 | 徒然に想う
畑の中の一本道を北西にどんどん歩いていくと、やがて河岸段丘面が出てきて、道が下っていく。そこには雑木林があって、その中をその道は続いていく。庵主は道なりに歩を進める。やがて、なぜか今朝は、大きく左に曲がるところで足をとめた。いつもなら素通りしてしまうようなところだ。

先ほどまで背中を染め暖めてくれていた太陽はどこへやら、ひんやりと冷気が包んでくる。ブルッと身震い。見上げたら、コナラの樹皮が朝陽の染まっていた。他の木々も、目線の高さはまだ朝が開ける前のような薄暗さで寒々しい。が、高いところの梢は温かそうにオレンジ色に。すっかり葉を落としきり、冬盛り。朝陽に染まっているところは、暖かそう。

汗が引いてしまう。自然、足が速まった。そこからしばらく行くと中学校。もう登校してくる子供たちがいる、「おはよ」「おはよぉ」。子供たちの交わす挨拶を横に、さらにスピードを上げていく。宅地、そして、護岸整備がびっちりされた河。桜の木が両岸に植えられている。

家に着いたら、出かけ前に仕掛けたご飯が炊き上がって甘い香りでキッチンが満たされていた。カミサンは既に出社。一人ゆっくり味噌汁を作り、温かいご飯を頬張った。なんと美味いこと。