二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

変わった?

2007-12-03 21:00:13 | 徒然に想う
こうして畑の中をぬってはしる道、すきだなぁ。ガキの時分は、ほとんどチャリンコ。で、たまになぜかマラソン。なんやかや言って出かけていた。なんでだろう。

その頃はこんな道を走っていくと、畑以外どこか空き地や造成地で、毎日何か発見があった。蛇やカマキリ、友達がまだ知らない新しい所…。怒られるのを承知で、茶畑ダイブ。遊びや発見に事欠かなかった。楽しくて、楽しくて。ただ、いつころだろう、中学に入った頃か…。友達が急に大人ぶってそんな畑や空き地で遊ばなくなった。いつしか庵主も本の世界に入り、外に出なくなった。

東京郊外の実家あたりには、すでにあの頃の面影を残す場所も畑もない。埼玉県の南部のこの辺りはどうなんだろう。まだ畑は多少ある、雑木林も。まだ十数年位しか暮らしていないが、それでもマンションの周りはすっかりかわった。ここいらも違うんだろう、きっと。

今こうして歩いている畑の中の道で思う。土の匂いを感じ、靴の先を朝露に濡らしながら歩いている。落ち葉を散歩の友として話し掛ける。カルガモたち、霜の降りて白くなっているほうれん草。朝陽が登り急に暖かくなって。あの頃とは違う遊びと発見。それが楽しいと思うことにかわりない、忘れていただけだ。