二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

ヘェ!?

2007-12-17 11:28:50 | 徒然に想う
福袋がもう売り出し? 予約? 予約でもなんでもいいんだけど…。日本のお正月の風物というか、風景だと思っていた。

昔家庭でおせちが作られたのは、三が日は家に居る火の神様をはじめ家族一同が最少の家事で済むようにと。ところが今は、コンビニは休みなく、スーパー・デパートも元旦から。宅配も使えば、いつだって食べたいものが手に入れる。わざわざ作り置きなんてする必要がない。家庭のおせちはどこに?

夕方のタイムサービスの惣菜売場は凄い。あらゆる種類のものが並べ立ててあって、人が群がっている。材料を一つ一つ買って作っていたのでは面倒だし、一人分はかえって高くなるらしい。高齢者の方の気持ちは解らなくはない。が、子供の手を引いた母親と思しき人たちが多いのは何故?お袋の味はどこに?

先取りするのを否定する気はない。忙しくて休みなんて取っていられないほどなんだか。料理するのを母親と決めつける気もない。だが裏は金儲け。その為に手段を選ばないし、情緒もへったくれもない。しかも、便利だとか合理的だとか言って…。復古主義ではないが、日本文化の良識や誇りどこに行ってしまったんだろう。