昨日の、nhkラジオすっぴんのトークゲストが、ワタリウム美術館の
ceo和多利さん。お話が面白くって、美術館に行きたくなりました。
以下は、すっぴんのブログからの引用です。
創設者のお母様の行動力と、開拓者精神の斬新なこと、本当に
驚きでした。
最近、名古屋のボストン美術館が閉館することになったのですが、
ボストン美術館は美術館の役割をはたしていなかったという話を聞き、
本来の美術館の役割って何だろうと思っていた矢先に聞いたインタビューに
答えがありました。
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キュレイターとは、展覧会を企画・実行する人。
和多利さんが手がける“ワタリウム美術館”は、
他の美術館にはできない鋭い切り口の企画や、
5~10年後も評判になるアーティストの発掘など、
時代を先取りする美術館として、一目置かれています。
「建物の設計は、僕の母が、
建築家のマリオ・ボッタ氏に手紙を書いて、
現地にも出向いて、依頼しました。」
そんなワタリウム美術館も、今年で26周年。
印象に残っているのは、「キースへリング」の個展で、
人が押し寄せてきて、大変だったそうです。
現在、注目しているのは、
アーティスト集団の【Chim↑pom】。
「“貧しいけど、アートをやりたい!”
という、若手が増えている。
ときにはダメ出しをして、
作品の変更をお願いすることも。
柔軟性がある人でないと、
一緒に仕事ができないですね」
現在は、園子温展「ひそひそ星」が開催中。
今後、東北(石巻)で大きなプロジェクトが
はじまるそうです。
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美術館というのは、収蔵品を、増やしていくと同時に、様々な
企画をする中で、文化、芸術の拠点になっていくというもの。
名古屋ボストン美術館は、収蔵品が一切なくって、すべて、アメリカの
ボストン美術館の作品を、展示していた。企画もすべて、本国の
ボストン美術館に権利があって、自由な企画はできなかったという。
美術館というのは、情熱のある人が、運営しなければ成り立たないということ。
20年間も、何のためにどういう目的でやってきたの?
キュレーターという専門性に、驚くばかり。