図書館で…安野 光雅さんの本を借りて来ました。
絵のある自伝
文藝春秋刊
これは読み出したら止まらないのです。
絵だけではなく、文章もすごい!
安野光雅と言う人が 身近に感じられて…いつも読み返したい本です。
例えば、運動会の競争を……‥
[最近はビリが哀れだから徒競走を無くしたり、
みんなで手をつないでゴールインするという学校も出てきたらしい。
ばかばかしいと思う。
「満座の中を照れ隠しの笑いを浮かべながらビリを走る」
あのなんともいえぬ屈辱の経験が得難いものであることを知らないのだ。
…私なら子どもの前で言うだろう。
「このクラスには、早く生まれたものと、遅く生まれたものとの間には一年もの違いがある。
また、太った子もいるし足の悪い子もいるだろう。小学校の間はこの違いは大きい。
だから、一位になっても得意になるな。ビリでべそをかくような子ははじめから走るな
君たちを待っている社会は競争するようにできているのだ。
いいか今一等になるために走るんじゃないよ。
いつか大人になって一等になっても得意にならず、
ビリになってもくじけない、プライドを持つ日のために走るのだ」
まだ、読み始めたばかり、"お楽しみはこれからだ"