先日のNHKのプロフェッショナルで、「旅する養蜂家」を紹介していた。
花を追いかけ、蜜蜂を運ぶ。
今年が61回目の春。
藤井は、自分の経験や知恵を、
200人の後輩に、惜しみ無く
教えてきた。
まさに、凄い技術。
自然に任せているわけではない。
女王蜂を作り出すための
技術には脱帽。
小さな人工王台に、幼虫を一匹ずついれる。蜂の巣に取り付ける。
すると、働き蜂が、
毎日ロイヤルゼリーを運ぶ。
毎日ロイヤルゼリーを食べていると
ひときわ大きい女王蜂になる。
4日位で女王蜂が出てきて
交尾する。
2000万匹が、ひと月で3000万匹になる。
こうして生まれた働き蜂が
蜜をはこぶ。
1か月で、10t採取。
働き蜂は、一日中働く。
昼間は蜜を集め、夜は夜で、蜜の
水分を抜くために、羽で
風を送り続ける。
蜂は、集団生活も良いところ、
ひとりだけ生き残ろうなんて
一切考えない
人間は、自分だけが、豊かになるために、独裁的な政治をしたり、
ヒトを傷つけたりする。
藤井は、そんな蜂を
人一倍愛しく感じている。
養蜂は、かなりの重労働だが、
家族や友人と、春を追いかけ
一億匹の蜂を運ぶ。
働き蜂は、60日しか生きない。
一生で、スプーン一杯の蜜を
集める。
地球温暖化のために、花の咲く時期が早くなり、旅する養蜂家は、
苦労している。
農業が、変わり、
昔は、蓮華畑や、菜の花畑が
たくさんあったのに
化学肥料に変わり、花を咲かせなく
なってきている。
花を探している時
りんご農家に、蜜蜂で、受粉
させてもらえないか
頼み込んだところ
あちこちのりんご農家に
受け入れられた。
人間の生活が、
養蜂さえ、変えている。
なんか、感動の
ドキュメントだった。
まだ、まだ、見逃し配信中です。
是非、NHKプラスで。