遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

日常にこそ価値あり

2009-04-25 | Weblog
徳永 すすむ医師の「天使さん」 の話をきょうの午後のNHKラジオでききました。 人はみな死ぬこと。 死ぬ前に何がしたいかと聞かれ「道を歩きたい。」 と言った末期ガンの女性が、最後に歩いて「あるった!」 と歓喜の声をあげたこと。
家で死ぬのが理想だという徳永医師。
一人で死ぬのが孤独に死と向き合えて素晴らしいと思うとか、
人は動物だから、死ぬ前に死ぬことがわかるのではないかとか………

穏やかな口調で語られました。
死の話をしているのに
どこの大福がうまいと話しているような おおらかさを感じました。

何のために生まれ何のために生きるのかなんて意味づけは、
あまり必要は無いのですね。

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幸田家のしつけ

2009-04-22 | Weblog
橋本敏雄作 (平凡社新書)

明治の文豪、幸田露伴の娘文に対するしつけを書いている。

*「うんざりしたり閉口したりするのはケチである。
………腹を立てる、泣く、しぶくる、歯を剥く、これらの悪徳は
まだしも許されたが、ぐちゃぐちゃとくず折れるのは厳禁であって
容赦なく見放された。………」


* まず本人にやらせてみてうまくできていないことを自覚させる。
そして自分が見本を実際にやって模範をみせる。
それをすぐに本人にまた真似てやらせる。あとは繰り返しで修得させる。

* まずいところをそっと庇ってやりたい心、いいところをより磨き上げて
大切にしたい心、それがおしゃれの本心です。
やさしいのが本来のものだった思います。

* 父に言われました。悪い言葉をつかわないのはみずからを守る事なんだ。
人様によく言うばかりじゃなくて、自分をいやしくしないことだ。



………素晴らしいしつけに 圧倒されました。
台所仕事、掃除の仕方も哲学がありました。



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