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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

役位最大4年の任期制

2011-05-11 12:41:11 | NetLearning Group
ネットラーニンググループでは、主任以下をのぞいて、役位の最大4年という任期制を採用しています。

したがって、4年以内に同ランクの他の部署や会社に異動するか、昇格または降格となるルールです。人の能力に依存しない組織をつくること、交代によって新しい発想を活用すること、社員に対してはキャリアアップの機会を提供することになります。

社長執行役員や各レベルの執行役員は、執行役員の任期1年ですが、最大4年で交代します。現在、ネットラーニングの吉田社長執行役員、パーソネル総研の志方社長執行役員が任期3年目に入っています。ネットラーニングホールディングスの佐藤社長執行役員、wiwiwの山極社長執行役員は、任期2年目です。

それぞれの社長や部署責任者は、たえず後継者を育成し、自分がいなくてもよい組織をつくることをミッションのひとつにしています。そして、任期が終わったときには、つぎつぎによりいっそう発展した役割がまっています。

もちろん、グループ代表のわたしも、グループが集団指導で組織的に運営されるよう組織をつくりあげるミッションをもっています。

副担当をもつ組織

2011-05-10 19:59:55 | NetLearning Group
ネットラーニング・グループは、中枢メンバーが副担当をもつ組織構造になっています。

IBMも似た組織の仕組みをもっていたそうです。「当時、米国IBM本社の上級管理職には本職に加えて、別のタスクフォース(任務部隊)の責任者という副業があたえられるのが普通だった。」と村井勝さんは、『会社の「強み」が企業を壊すとき』という新刊で語られている。IBMの米国本社での村井さんの本業は、アジアなどの大口顧客に対する営業企画戦略の立案、副業のほうは、南米各地の現地法人の立て直しをするタスクフォースの責任者でした。

村井勝さんは、10年近くネットラーニングの取締役会長をつとめていただき、昨年ネットラーニングホールディングスが設立されたのにともない、取締役特別顧問に就任いただいています。

この村井さんの本を読んで、わたしたちの自己流の組織構造に裏付けをえた感じです。

わがグループでは、グループ親会社ネットラーニングホールディングスの佐藤社長執行役員は、中国事業全体を立ち上げる総責任者をかねています。ネットラーニングの吉田社長執行役員は、パーソネル総研に属するグローバル人材育成事業部の責任者を兼ねている。また、パーソネル総研の志方社長は、ネットラーニングホールディングスの人事部長をかねています。

内部統制の面からは、このような兼務がきらわれる傾向もありますが、人的な資源を多様に活用しなければならないベンチャー企業にとっては、きわめて現実的な組織路線です。

正副担当をもたせるメリットは、その担当者が、正副どちらの担当部署も自分がいなくても組織がしっかり動くように組織建設をせざるをえないところにあると、先日、村井勝さんから直接本の内容よりさらにくわしくうかがいました。

さいわい、マザーズなどの新興市場は惨憺たる状況で、ベンチャー企業にとって上場の環境がととのうまでには時間がありそうです。その間、リアリティがある組織形態で存分に企業を発展させ、上場環境がととのったときに、内部統制にそくして形を整えればよいともいえるでしょう。

ところで、村井勝『会社の「強み」が企業を壊すとき』(日本経済新聞社、2011年2月21日、1700円)はすばらしい本です。別の機会に紹介します。この本で、社内幹部の勉強会も徹底的におこないたいと思っています。

大西元副社長が復帰

2011-05-09 19:28:28 | NetLearning Group
創業のころから2年半ほど、わたしが社長のときにネットラーニングの取締役副社長をつとめていただいた大西浩志さんが、きょうからグループに復帰しました。

8年間、戸田建設の専務執行役員営業本部長をつとめられ、人望があつく、広い人脈をもっておられます。

当時からの多くの社員が大西さんとなつかしい再会もしました。

今後、グループ全体の営業推進に大きな力を発揮していただけるものと全社員が期待しております。


グローバルコミュニケーション・スキル

2011-05-09 19:22:39 | パーソネル総研
以下、パーソネル総研のブログからの引用です。
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さて、パーソネル総研では、英国国立大学オープン・ユニバーシティの語学コース(グローバルコミュニケーションスキル)の取扱いを開始いたします。本コースの提供に先立ち、5月13日(金)に無料体験ワークショップを開催。
現在、好評お申込み受付中です

 ◆このような方にお勧め◆
   ● グローバル人材への転身を目指す方
   ● ビジネス英語をブラッシュアップしたい方
   ● 英語だけでなく、マネジメントなどのビジネス知識を身に付けたい方

<グローバルコミュニケーションスキルとは・・・>
英国国立大学オープン・ユニバーシティにより開発されたeラーニングコース『グローバルマネジャーのための英語コミュニケーション(プレMBA)1,2』は、MBAを背景としているため、ビジネス英語コミュニケーション力を体系的に学ぶことができます。


本コースは英国版コースをベースとしながらも、国内eラーニング最大手の株式会社ネットラーニングにより、日本の受講者様向けにバージョンアップされています。
そのため、まだ英語力に不安がある方にも取り組みやすいようになっています。
(開講期は年4回(7月、10月、1月、4月))

 本ワークショップでは、グローバルコミュニケーションスキルコースの一部を無料でご体験いただけます!

(概要)
  開催日時:2011年5月13日(金) 19:00 - 20:30(18:30受付)
  参加費:無料
  定 員:20名
  場 所:株式会社パーソネル総研 会議室(西新宿) ・・・MAPはこちら

(詳細)
  ・詳細・お申込はこちら(ネットラーニンググループページ)

気軽にお試しいただける機会です。
皆さまのご参加をスタッフ一同、お待ちしております

金子みすず詩集

2011-05-08 20:50:51 | 読書/新聞/映画など
最新刊は、わたしが好きな「大漁」が冒頭におかれています。

相手の存在を尊重する、ひとりひとりがちがうという多様性を尊重する、うえから眺める視線に気が付かない人々をはっとさせる・・・・。

浜では、大漁で大騒ぎ。海の中では、たくさんの鰯のとむらいがある。

金子みすずは、1903年山口県に生まれました。20歳のとき、書店の店番をしながら童謡や詩をかきはじめます。5年ほどで90編の作品を投稿し、詩人の西条八十に「若き童謡詩人中の巨星」と称賛されました。1926年、与謝野晶子と2人だけ、女性としてはじめて童謡詩人会会員にみとめらています。

しかし、夫は、妻と母であることだけを望み、童謡を書くことや童謡の友人との文通を禁じました。

そして、金子みすずは筆を断ちました。

1930年、金子みすずは、夫との生活につかれはてて離婚。

金子みすずの願はただひとつ、娘を自分で育てたいということでした。願いもむなしく、夫が娘をつれにくる1930年3月10日、26歳のわかさでこの世を去りました。

「・・・・・
このみちのさきには、
なにかあろうよ。
みんなでみんなで行こうよ、
このみちをゆこうよ。」

青鞜の女性たちが生きた時代と少しかさなります。
やさしく、壮絶な生き方です。

「・・・・・
このみちのさきには、
なにかあろうよ。
みんなでみんなで行こうよ、
このみちをゆこうよ。」

『金子みすず』(あすなろ書房、2011年4月30日、1500円+税)発売から1週間ほどで、もう4刷です。

『美は乱調にあり』

2011-05-07 22:45:47 | 読書/新聞/映画など
瀬戸内晴美の『美は乱調にあり』を読了しました。

このタイトルは、ずっと気になっていました。なぜか、荒畑寒村さんの言葉のように思ってきました。いい言葉ですね。このタイトルだけでも読んでしまう。

関東大震災のときに、夫の大杉栄とともに虐殺された伊藤野枝の伝記的小説です。瀬戸内晴美さんが書いてきた田村俊子、岡本かの子、伊藤野枝とつづく「青鞜」的な女性の伝記の一つです。

「新しい女性」といわれた「青鞜」の活動をよく知らなかったことに気が付きました。いつか、この雑誌そのものもよく読んでみたいと思います。当時の逆風もすごかった。

いま、瀬戸内寂聴さんの本も引き続き読んでいきたいと思いながら、平塚らいてう(明子)の自伝『原始女性は太陽であった』を購入しました。しばらくは、「青鞜」の女性たちが書いた本を読んでいくことになりそうです。大杉栄の『自叙伝』も注文しました。

女性の活躍には、自由をもとめて、偏見と差別と束縛に敢然とたちむかって倒れた多くの先人たちの歴史があります。いまもそれは続いているといえるかもしれません。

東京18度、上海30度

2011-05-07 19:03:35 | Life in Shanghai
上海は、きょうの朝から急に気温があがっています。初夏の気候、というより、もういきなり夏です。

雨の東京は、18度。湿度が高く、汗ばみました。東京の天候は、上海の天候が数日おくれでやってきます。あしたあたりから、東京もかなり暑くなるのでしょう。

上海からの飛行機は、予定より30分もはやく羽田に到着。モノレールやJRの込み具合は、やはり連休の旅行者が多いためです。


虹橋空港で英字新聞

2011-05-07 13:44:08 | Life in Shanghai
虹橋空港で英字新聞を読みながら、英語学習をしています。空港ラウンジで、iPadからインターネットに接続して、ブログに書き込んでいます。

来るときの機内では、時間切れで映画を最後まで見ることができませんでした。帰りの飛行時間も、2時間あまり。映画を続きから見ることにします。

きょうの上海は、初夏の陽気で、汗ばみます。

上海の事務所が手狭に

2011-05-06 23:20:34 | eLearning in China
上海の事務所が手狭になってきました。

来週から、ネットラーニングの開発担当の中国事業部員がやってきます。1か月ほど滞在する予定です。

きょうは、机の配置換えもしました。そろそろ、これ以上の机は入らない状態です。

何年か前に、1人で上海にやってきて、不動産屋と事務所をさがしまわったときのことを思い出しながら、入り口から室内を見渡していました。そのとき、いつのころか、室内に社員が入りきれなくなるときのことを思いながら、長方形の何もない部屋をみていました。

ふと、ネットラーニングを1人で創業したときのことも思い出しました。

こうして新しい事業が立ち上がり、いずれ大規模になっていきます。中国の事業が日本よりも大きくなるときもくるのに違いありません。それほど遠いことではないかもしれない。

新しい事業の立ち上げを担当している社員は、混沌とチャレンジと苦闘の連続でもありますが、それだけにやりがいも大きい。タフな精神と、グループの社員の一致した支援が必要です。

グローバル化、多様化、イノベーションが、わがグループの成長エンジンです。それを推進する社員のチャレンジ精神が、このはげしい変化と多難な時代にわれわれが生き残る基盤です。それなしに生き残ることはできません。

写真は、きょうの事務所の窓からの景色です。左手の下に見えるのは、増築中の伝統あるホテルです。