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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

『建築とは何か』

2011-05-19 23:11:40 | 読書/新聞/映画など
建築とは何かーーーー

藤森照信『建築とは何かーー藤森照信の言葉』(株式会社エクスナレッジ、2011年1月31日、1,800円+税)

建築史家で建築家である藤森の建築に関する思想がわかりやすい。

建築には、時代にそくした流れがあり、その背景に思想がある。素人がつくる建築は、その流れのどこにも位置付けることができず、突然孤立して現れる。そして、たくさんはつくられない。

以下は、この本を読んだ、わたしの考えです。------
わたしは、自分独自の考えにもとづく、建築をしたいと思う。まず、自然との結びつきが大切だ。建物と自然のオープンな連続性もほしい。そういう意味では、都市内の建築ではなく、八丈島の自然のなかの建築だ。

庭の思想、縁側の思想も大切だろう。それに、柱。これは、日本の精神構造のなかで、きわめて大切なものだ。建物の中に火もある。それに、屋根。そして、土と岩。丸い形や高床をどうとりいれることができるのか。ツリーハウスや石垣と洞窟。

もし発展させるなら、樹木の枝の中を縫っていく空中回廊と空中露天風呂。小さな滝と池。

海が見える高台と、斜面がある庭。

通りがかりの地域の人が、だれもが自由にではいりし、自由に出会い、自由に休み、自由に本を読み、自由に使える部屋。

そういえば、畑も必要です。

産業社会をおえて、縄文に回帰しつつ現代の住まいを考える。都市をはなれて。

しばらくは、代表的な建築家の思想と建築物をよくながめてみたい。

素人がつくる時代を代表する建築を想像しています。