eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

上海の事務所が手狭に

2011-05-06 23:20:34 | eLearning in China
上海の事務所が手狭になってきました。

来週から、ネットラーニングの開発担当の中国事業部員がやってきます。1か月ほど滞在する予定です。

きょうは、机の配置換えもしました。そろそろ、これ以上の机は入らない状態です。

何年か前に、1人で上海にやってきて、不動産屋と事務所をさがしまわったときのことを思い出しながら、入り口から室内を見渡していました。そのとき、いつのころか、室内に社員が入りきれなくなるときのことを思いながら、長方形の何もない部屋をみていました。

ふと、ネットラーニングを1人で創業したときのことも思い出しました。

こうして新しい事業が立ち上がり、いずれ大規模になっていきます。中国の事業が日本よりも大きくなるときもくるのに違いありません。それほど遠いことではないかもしれない。

新しい事業の立ち上げを担当している社員は、混沌とチャレンジと苦闘の連続でもありますが、それだけにやりがいも大きい。タフな精神と、グループの社員の一致した支援が必要です。

グローバル化、多様化、イノベーションが、わがグループの成長エンジンです。それを推進する社員のチャレンジ精神が、このはげしい変化と多難な時代にわれわれが生き残る基盤です。それなしに生き残ることはできません。

写真は、きょうの事務所の窓からの景色です。左手の下に見えるのは、増築中の伝統あるホテルです。


新事業をはぐくむ組織

2011-05-06 10:21:25 | NetLearning Group
人口減少や近づく国債破綻、震災と原発事故などさまざまな深刻な課題に直面する日本が、局面を打開する道は、新しい担い手、新しいベンチャー企業の力強い登場であると多くの人が指摘しています。産業構造も主力産業もかわっていかなければなりません。

グローバル化、多様化、イノベーションを武器に、新企業がダイナミックに成長してくることが必要です。

しかし、日本の現状をみますと、新興市場の壊滅的な状況があり、ベンチャーキャピタルの出番もありません。起業家精神にあふれた人達にも、きわめてきびしい環境がまちうけています。

ネットラーニンググループは、このような環境のなかで、新事業・新企業をたちあげるインキュベーター(incubator)の仕組みを工夫しています。いかに、新しい事業を現在の組織のなかにはぐくむのか。

その工夫は、グループ会社の編成の仕方のなかにあります。

親会社であるネットラーニングホールディングスは、グループ各社の事業基盤を提供します。経営管理部門、技術的なプラットフォーム、サービスのプラットフォームなどを提供し、また、新事業の立ち上げを支援します。

グループ各社が提供するネットワークをもちいたサービスの基盤は、単一のものに統合されてネットラーニングホールディングスが共通基盤としてグループ各社に提供しています。サービス基盤もおなじような仕組みを目指しています。

その結果、グループ内の新事業・新企業は、独自のサービスの設計と営業の機能があれば、あとはすべて共通基盤を活用し、親会社からサポートをうけることができます。そのサービスの設計も、グループの専門部隊の支援をうけ、営業や広報なども、グループ全体の統合した支援をうけることができます。

ネットラーニンググループの組織編制は、時代の要請にこたえる新事業創出型になっているのです。

この事業基盤さえ激変する時代に大胆に対応し、市場と社会のニーズにこたえていくには、新商品・新サービス・新事業をたえず創出していくことが必要です。