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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

『美は乱調にあり』

2011-05-07 22:45:47 | 読書/新聞/映画など
瀬戸内晴美の『美は乱調にあり』を読了しました。

このタイトルは、ずっと気になっていました。なぜか、荒畑寒村さんの言葉のように思ってきました。いい言葉ですね。このタイトルだけでも読んでしまう。

関東大震災のときに、夫の大杉栄とともに虐殺された伊藤野枝の伝記的小説です。瀬戸内晴美さんが書いてきた田村俊子、岡本かの子、伊藤野枝とつづく「青鞜」的な女性の伝記の一つです。

「新しい女性」といわれた「青鞜」の活動をよく知らなかったことに気が付きました。いつか、この雑誌そのものもよく読んでみたいと思います。当時の逆風もすごかった。

いま、瀬戸内寂聴さんの本も引き続き読んでいきたいと思いながら、平塚らいてう(明子)の自伝『原始女性は太陽であった』を購入しました。しばらくは、「青鞜」の女性たちが書いた本を読んでいくことになりそうです。大杉栄の『自叙伝』も注文しました。

女性の活躍には、自由をもとめて、偏見と差別と束縛に敢然とたちむかって倒れた多くの先人たちの歴史があります。いまもそれは続いているといえるかもしれません。


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