ついに愛知県の大村知事へのリコール活動での偽造署名事件で、
リコール事務局長を務めていた田中孝博・元愛知県議が逮捕されましたね。
偽造署名が発覚し、どうやらバイトを雇ってなぜか佐賀で偽造を行っていたことが明らかになってから、
田中事務局長が指揮していたのではないかと疑われつつも、本人は否定を続けていたのですが、
5月の初めには広告関連会社へ作業を依頼したと認めていました。
またなんで急に自身の関与を認めるに至ったかはわかりませんが、
こうなったらリコール活動の主宰であったYESナチス高須センセーや名古屋市長の河村センセー、
それからなぜか他県のことなのにリコール活動を支持していた大阪維新の大阪市長・松井センセー、
大阪府知事・吉村センセーについても、洗いざらい話してもらおうじゃ、あーりませんか。
ソレに、田中事務局長のほかに彼の妻と息子らが同時に逮捕されたってコトですのでね、
コレはもう、自分だけが悪者にされてる場合じゃないでしょう。
偽造署名についてはYESナチス高須センセーも河村センセーも知らぬ存ぜぬを通してますが、
どうやら高須センセーの秘書が偽造署名への指印をしていたってことまで明らかになってまして、
この件も高須センセーは知らなかった、秘書を叱りつけたなんて息巻いてますが、
コレで偽造署名のことを知らなかったなど、信じられるワケありません。
ま、最初から信じられるようなハナシでもないのですが。
だいたい高須センセーは密かに署名を偽造していることを知っているかのようなツイートを
してきていたのですよね。署名がどこにあるかわからないだろう！的な。
まさか愛知じゃなく佐賀にああるとはね、と今では思わせるツイートです。
こうして事務局長が逮捕、自身の秘書まで偽造に関与したと証言しているのですから、
口で「全責任は自分にある、責任を取る」と言うだけではなく、
自らが事件の真相を究明すべく調査するとかしたらどうなんでしょうか。
実務はヒトにお任せで知らんぷり風ですが、コレが全責任を取るヒトの態度でしょうか。
まあ、コレからいろいろ明らかになったらどんな責任の取り方をするのか見物ですがね。
もう一人の主宰者であろう、本人は今じゃ関係ないとか言ってる名古屋市長の河村センセーは、
田中事務局長の逮捕について、コレで自身の潔白が証明されるなんてのたまってますが、
いやいやコレだけの事件に少しでもかすっているのに、自分のことしか考えてません。
普通に考えれば、YESナチス高須センセーと同様にリコール活動の中心人物であり、
予算も含め二人とも指示系統の上位にいた筈で、部下は彼らの指示なしで勝手に予算を使って
彼らの知らないことを動かせる筈はないのです。
高須センセーも河村センセーも直接関与してないと偽造署名作りなんてできることではありません。
ソレでも往生際悪く知らぬ存ぜぬを貫く二人ですが、ホントのところどうなんでしょうかね。
ソレなりの予算を使わないことにはできるコトではないのですから、
二人がホントに知らなかったなんてあり得ない筈ですが、
ホントに知らなかったとしたとしたら、どういうコトが起こっていたのでしょう。
まず、YESナチス高須センセーも河村センセーもお忙しいでしょうから、
リコール活動運営は事務局に任せっきりで、とにかく集めろとの強い指示だけ出していて、
予算も与えていて、予算含め活動自体の大きな権限を事務局に与えていたと。
しかし署名集めしてみるとどうも集まり具合が良くない。
このままでは目標に届かない。無理矢理でも署名を集めるしかない。
なので、YESナチス高須センセーや河村センセーには報告できないけども、
事務局の独断で偽造署名作りにとりかかった、と。
で、悪知恵を出したと。
偽造署名なのですがコレがまた、よくできた仕組みを考えたモノでして。
受理されるほどの数には届かなくても、数十万の署名を集めたことにすれば、
大村知事を批判する民意が示す一定の成果にはなり、そのまま受理されなければ、
署名自体は精査されることなく返却されてしまうので偽造のことはわからないと。
いうコトになるワケですが。
考えられないことではありませんが、ちょっと無理がありますかねえ。。
確かにコレでもリコール活動の意義を成立させられたかもしれません。
とはいえ、こんなことのために数百万円の予算を使えたモノなんでしょうか。
いくらなんでも予算の使い途くらい、報告すると思うのですが、
ソレさえ免除されるくらいの権限をもらっていたんでしょうか。
高須センセーの秘書は事務局長の指示で他の何百人？とともに指印の作業をしたとのことで、
そこまで不正をしてでも署名を集めなきゃいけないという、無理矢理考えれば、
高須センセーのため、河村センセーのためという、田中事務局長の単独行動と
捉えられなくもないのですが、やっぱり無理矢理過ぎる気はしますがねえ。
とにかくそんなシナリオは事務局の中から不正を疑う声が上がったことで崩れるに至りまして。
しっかしYESナチス高須センセーも河村センセーもあずかり知らないところでの
田中事務局長の単独犯だったとしてもですよ、ここまでやるモノでしょうか。
田中事務局長としては、不正しても罪には問われない、みたいな確信でもあったのでしょうか。
なんせ維新出身ですからね。
不正など有耶無耶にしてしまえ的なやんちゃぶりがあったとしても頷けはしますが。
となると、他県のことなのに妙に応援する素振りのあった大阪維新の松井・吉村両センセー、
このリコール活動で田中事務局長を支援でもしていたのではないかと疑うのですけどもねえ。
どうなんでしょうか。
さて今回は田中事務局長らの逮捕となりましたが、彼をスケープゴートにして決着するのでしょうか。
偽造署名は独断でやったことであり、高須センセーも河村センセーも関係ないと。
妻も息子も逮捕されているのに、田中事務局長がソレを受け入れられるほどの条件を、
高須センセーや河村センセー、もしくは大阪維新から提供されたのでしょうか。
田中事務局長がコレまでの関与してない、言えない、みたいな態度から一転、
急に自分が作業を依頼したと認めたウラみたいなモノを気にすると、
他の連中は無罪放免なのかなとも思ってしまうのですけども。
ひょっとしてソレで幕引きされるシナリオとなっていて、
名古屋市長の河村センセーが自信満々に見えるのもそういうコトなのかなと。
もしくは逮捕されたけど無実みたいなハナシでもあるんでしょうか。
もちろん自分に真相はわかりませんが、YESナチス高須センセーも河村センセーも、
そして大阪維新も絶対に絡んでますって。でなきゃできないコトです。
仮に田中事務局長の単独犯ということになったとしても最低、
高須センセーと河村センセーには責任とやらを取ってもらいましょうよ。
っていうか、こうして事務局長が逮捕されているのに活動に大きく肩入れした連中が、
ソレは作家の百田センセーや有本センセーや皇室芸人の竹田センセーも含めて、
コトここに至ると一斉に知らんぷりして逃げ出すとか、愛国者って連中はこんなもんなのですねえ。
こんな体たらくでもこのヒト達を、変わらず巷の愛国者さん達は評価するのでしょうか。
