このたび、MacBook Airを新調しました。
そう、ついにIntel Macから話題のM1 Macへのリプレースです。
今までのIntel Macにも未練はあったのですがね。
なんといってもBootcamp機能でWindowsを動かせたのは、仕事のときに安心でした。
でも、このところはそんな必要も少なくなってきていましたし、必要となれば、
パフォーマンスの評価の高いM1 Macなら仮想ソフトでWindowsを動かせればいいだろ、
と考えるようになりまして、惜しいけれどもBootcampは棄ててもいいかなと割り切りました。
ただ自分はこうしたデジタルガジェットについて、初モノの購入は避けるようにしています。
ワクチンではないですけど、ある程度の期間でを経ての評価がないと、
どんな不具合が起こるかわからないですから、人柱にはなりとうないと。
でもま、先日は新しいiMacの発表があって、M1に続くプロセッサを搭載してくると思ったら、
既に発売中のMac同様のM1のままだったので、じゃあ、次のプロセッサを待たずに
M1マシンでいいかなと思えたので、購入に踏み切ることにしました。
というワケで、手持ちのMacBook AirをM1に乗り換えです。
選んだM1 Macは最低スペックのメモリ8GB、ストレージ256GBです。
さてMac新調でまずやることといえば、旧マシンからのデータ移行です。
Macには移行アシスタントというアプリケーションがありますので、
普通はコレを使って新旧マシンをケーブルでつないでデータ移行作業を行います。
となると今回は、USB-C/USB-Cケーブルが必要になりますが、
現状では自分が持っているのはMacに付属のケーブルだけです。
いざとなればソレを使えばいいやと、新たにケーブルを用意することはしませんでした。
ってなことでデータ移行です。
M1 Macを立ち上げると早速、ユーザーの初期設定の手順が進んでいきます。
で、その途中で移行アシスタントを使いますか?とのプロセスが現れます。
じゃあやりますかということで示された手順に沿って作業しようとすると、
どうやら今どきはデータ移行もワイヤレスで行えるらしいのですね。
新旧マシンが同Wi-Fiネットワークにつながれていればできるとのことです。
確かに、アップルは今やなんでもワイヤレスにしてしまおう的な意志は感じますし、
そういうことになるのかもしれませんが。
とはいっても有線より不安定で遅いんでしょ?との一抹の不安がよぎりますが、
ゴールデンウィークで時間もあるしやってみっかと、まずはワイヤレスでデータ移行してみます。
調べてみると、作業には数時間かかることも、なんて情報がありましたが、やってみます。
すると結構、さくさく進んでいくじゃないですか。順調に終わりそうだと思ったところが、
「残り時間約8分」となったところで、なんか全然動かなくなりました。。
ステータス的にはアプリケーションフォルダの移行中ということなので、
まあ、容量も大きそうだからちょっと時間がかかるのかな?と思っていたのですが。。
んが、待てども待てども残り時間8分から進みません。。
作業開始から4時間経っても進みません!
データ移行に数時間かかると言われていても、コレはいくらなんでもおかしいとしびれを切らし、
この時点でいったん両マシンを強制終了。やっぱりワイヤレスでのデータ移行は難しいのです。
次は素直に旧マシンをターゲットディスクモードで起動し、両マシンをケーブルでつないで作業します。
が?
新マシンが旧マシンを(ハードディスクとして)認識しませんよ?
おかしいなと思って調べてみると、どうやらMacに付属のUSB-C/USB-Cケーブルは、
充電はできるけども、ターゲットディスクモードには対応してないんですってよ!
そんなケーブル付属すんな!
と文句の一つも叫びたくなるのですけども。
しかし、こうなるとどうしましょうかね?
別途、USB-C/USB-Cケーブルを購入するか、ワイヤレスをもう一度試すかですが、、
後者はナシ!あるとしたら前者ですが、購入に手間と時間がかかるのが面倒くさい。
結局はケーブル購入が必要になるとしても、その前に一つ、試すことがありそうです。
手持ちの機器でなんとか有線でつないでみる、というものです。
自分の場合、USB-CハブとUSB-C/USB-Aケーブルとで、認識できるかはともかく、
ダメもとで両マシンをつなぐくことはできるので、試してみることにしました。
こんな具合ですが、お、M1 Macで旧マシンのターゲットディスクモードを認識できました。
コレはイケるかもとの期待が高まります。
さて、コレで移行開始!
うん、旧マシンを認識できてるだけじゃなく、ちゃんと作業は進んでいますよ。
残り時間約5分のところで、やっぱり時間が進まなくなりましたがソレでも、
○○個のファイルを転送済み、との進捗がどんどん更新されているので、
作業は止まっていない状況がわかるので安心です。
つうことで、移行完了!
かかった時間は自分の場合、40分くらいでしたかね。
ケーブルがハブ経由でしたので、適切なUSB-C/USB-Cケーブルを使えばまた違ったかも知れません。
ちなみに、ここで使用したUSB-C/USB-Aケーブルも、今ではどこの製品だったか定かでないのですが、
少なくともデータ転送に適したタイプではあったと思われます。
この試行錯誤のデータ移行作業の中で気付いたこととしては、
途中で「転送する情報を選択」とのプロセスがあるのですが、
ここで各情報のデータ量を計算するステータスが表示されるのですよ。
その計算中ステータスはないがしろに移行を進めることが多いと思うのですが、
ハブ経由での作業にしたとき、あえてこの計算を待ってみることにしました。
少し時間はかかりますが、各計算が終わったところで次のステップに進むのが、
いいかはわかりませんが、作業としては安心できる気がします。
ワイヤレス移行のときにここの計算待ちをしなかったのが、
作業失敗になったのかは今ではわかりませんが。
とはいえ、まとめとして言えることは、
Macのデータ移行はワイヤレスでは行わない!
出費があるけどケーブルを用意して有線でつないでターゲットディスクモードを使え!
ケーブルはMac付属品ではなくデータ転送に適したモノを選べ!
できれば、転送する情報を選択時に、データ量の計算終了を待て!
ということですか。
将来のiPhoneはLightningなどのポートをなくし、完全にケーブルレスにすると言われてますが、
こういうことがありますんでね、物理的なケーブルという手段は残すべきだと思うのですけども。