週末の参院選の余韻が残っていることかと思います。
自民党と言えば原発大好きで福島第一原発で大きな事故があったにもかかわらず、
原発の維持・推進に躍起なワケで、そんな党が圧勝してしまったのですけど、
参院選に隠れて?こんなニュースがありましたね。
東側トンネルで6億7000万ベクレル 第1原発3号機
東京電力は19日、福島第1原発3号機タービン建屋東の作業用の
縦トンネルから採取した水から、ベータ線を出す放射性物質が最大で
1リットル当たり6億7000万ベクレル検出されたと発表した。
東電によると、高濃度のベータ線を出す放射性物質を採取したのは10日。
このトンネルには原発事故発生当初の汚染水が流入している。
セシウム134は最大で同5000万ベクレル、セシウム137は同1億ベクレルだった。
東電はこれでも福島第一原発からの汚染された地下水が海に流出していることを
認めていなかったのですが、22日になってやっと認めたとのことです。
海に流出、東電認める=福島第1の汚染地下水
東京電力は22日、福島第1原発海側の観測井戸などで
高濃度の放射性物質が検出された問題について、汚染された地下水が
海に流出した可能性があると初めて認めた。
推定流出量については「解析が必要」として現時点では不明とした。
東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は同日の記者会見で
「汚染を外に出さないことを目標にしており、非常に重く受け止めている」と謝罪した。
東電によると、5月下旬に最初に汚染が確認された観測井戸周辺の地下水の水位と
潮位の変化が連動しており、水が行き来している可能性が高いと判断した。
その上で、濃度の上昇は水中カーテンなどで囲まれた1~4号機取水口付近に
限られており、港湾内の他の場所や沖合では濃度に変化は見られないとして、
影響は限定的との見方を示した。
こういう想定がつくくらいは誰だってできたと思うのですが。
確信が持てるデータを掴むまで、東電も軽はずみな推測は口にしなかったのでしょうか。
しかし、自民党が圧勝で、衆参のねじれも解消で、政府として原発推進の姿勢が
明確になって安心したのか、参院選が終わっての発表となりましたね。
ま、そういう邪推もできるってものです。
こうなってくるとぶっちゃけ、貯蔵タンクに貯まりに貯まった汚染水を、
海に放出したって一緒じゃねえ?
みたいな発想にもなっちゃうかもですね。
どうせ汚染された地下水の流出を抑えられないのなら。
え、もう放出してる、ですって?
ともかくそんなカンジで、悪化するばかりの福島第一原発の汚染水問題の現実に、
それでも原発を推進する自民の圧勝と、暗澹たる思いになるのですけどね。
自分は自民党が大嫌いというのもありますけど、
まあ、こんなインチキな連中が圧倒的与党となるのですよ。
なんか、ヒットラーが台頭したときに似てると感じるのは自分だけでしょうか。
いや、ヒットラーの時代には生まれてさえもいないのでナンですが。
もうね、こうなったのも民主党のせいだと、言いたくもなります。
特に今の執行部の連中ですよ。
民主党が躍進した立役者の鳩山氏・小沢氏を追い出し、そのフィロソフィを捨て、
ただ役人のいいなりになるだけの体たらくとなってしまいました。
それだけならまだしも、そのうえで公正な政治をすれば良かったのですが、
おこなったのは国民への裏切りと背信。
もう本当にね、こんな自民1強にしたのは、ブタ、じゃなかった、野田のほか、
岡田、枝野、カン、前原、仙谷、安住、その他諸々の現民主党。
まったく責任をとって欲しいものです。
もし、民主党でまっとうに小沢一郎が代表となり首相となっていれば、
ちょっと違う日本になっていたんじゃないかと悔やまれてしょうがありません。
その小沢一郎氏も、今回の参院選を見る限り、すっかり存在感が薄くなりました。
生活の党の獲得議席はゼロでした。
しかも、森ゆう子氏という、馬力のある政治家まで落選してしまうのですから。
新潟県民は大丈夫なんでしょうか。
いや、大丈夫なのか?は小沢氏、ってことになるでしょうか。
この人がトップに立つ政治を見たいものですが、どうでしょう、
次の選挙にチャンスは残されているかどうか、年齢的にも。。。
大丈夫なのかというと東京都です。
なんたって都知事選で猪瀬センセーに圧倒的勝利を授けたお土地柄。
今回も、丸川とかいうチャラチャラしたオンナがトップ当選するという。
一方で、俳優の山本太郎氏が当選してくれたのがまだ救いでしょうか。
東京都民の両親がかろうじてここにも残っていたという。
山本氏の原発一点突破みたいな姿勢とその主張っぷりには賛否ありますが、
正義感・使命感を感じさせる点では他の議員よりははるかにマシと言えましょう。
山本太郎氏の支持基盤で特徴的なのは若い人が多いってことでしょうか。
ネット選挙ってのは若者の政治への関心向上を狙った側面もあるのでしょうけど、
実際はどうだったのでしょう。
日本経団連新聞がこんなこと書いてますけど。
「ネット参考にせず」86%
共同通信社は21日、全国の投票所で有権者の動向を探る参院選出口調査を実施した。
支持政党を持たない無党派層の支持が自民党に流れたことや、インターネット上の
情報を参考にして投票先を決めた人が1割にとどまった実態が明らかになった。
今回の参院選からインターネットを活用した選挙運動が解禁となった。
投票先を選ぶ際にネットの情報を参考にしたかを聞いたところ「参考にしなかった」
と回答した人が86.1%に達した一方、「参考にした」は10.2%にとどまった。
各党、各候補者は選挙期間中にホームページ、交流サイト(SNS)の
ツイッターやフェイスブックなどを使って政策を訴えてきたが、有権者に十分に
浸透したとは言い難い。次回の選挙以降、ネット戦略の練り直しを迫られそうだ。
「参考にしなかった」と答えた人は、男性が85.1%、女性が87.2%。
年代別では60代が90%と最も高く、50代が88.6%、40代と70歳以上が85.9%と続いた。
「参考にした」のが最も多かった年代は、20代で23.9%。次いで30代が17.9%だった。
支持政党別では自民支持層で「参考にした」が10.1%、「参考にしなかった」が87.5%。
日本維新の会とみんなの党の支持層で「参考にした」のはそれぞれ12.1%、
11.7%で自民、民主両党を上回った。支持層が「参考にした」割合が
最も高かったのはみどりの風で19.4%だった。
出口調査の方法
47都道府県1836の投票所で、投票を終えた有権者に、選挙区で投票した候補者、
比例代表で投票した政党、候補者、支持政党などを回答してもらった。
回答者総数は男性3万8471人、女性3万8365人の計7万6836人。
なるほどー、ネット選挙って役に立たないんだー、えっへん!
みたいな、大マスコミのドヤ顔が見えそうですけど。
っていうか、ネットでPRするっていうごく自然な行為がネット選挙だとか、
そもそも大げさなハナシなカンジはしますけど、いいのでしょうか。
それはさておき、自民党が圧勝するという現実を合わせて突きつけられて、
共同通信の出口調査とやらをネタにするのもなんですけど、
要はネットを使ってみたけどネットに近い世代の若者はそもそも政治に関心がなく、
よりテレビや新聞と、大マスコミとの接触層を煽るのが有効と、そういうことですか。
まぁ、若者の選挙への関心の低さというのは今に始まったことじゃないですけどね。
自分が学生のときとかもそうでしたよ。
政治を考えるにはそもそも早すぎるのかもしれません、日本では。
とにかくね、こんなに衆院選でも参院選でも自民党を圧勝させたのは
経緯はどうあれ、国民の選択ってことになってしまうのですからね。
いやはや。
なんか、選挙結果を受けて各メディアが街の声とか拾ってますでしょ。
そんで、アベノミクスだの景気だの言うワケですよ。
2年前は、被災地の復興・福島の復興して日本の再生なし、そう言ってたと思うのですが。
311以後、日本も社会のあり方を見直すべき、そういう機運があったと思うのですが。
自民党の躍進で、それは二の次、なんてことになってないでしょうか。
自民党と言えば原発大好きで福島第一原発で大きな事故があったにもかかわらず、
原発の維持・推進に躍起なワケで、そんな党が圧勝してしまったのですけど、
参院選に隠れて?こんなニュースがありましたね。
東側トンネルで6億7000万ベクレル 第1原発3号機
東京電力は19日、福島第1原発3号機タービン建屋東の作業用の
縦トンネルから採取した水から、ベータ線を出す放射性物質が最大で
1リットル当たり6億7000万ベクレル検出されたと発表した。
東電によると、高濃度のベータ線を出す放射性物質を採取したのは10日。
このトンネルには原発事故発生当初の汚染水が流入している。
セシウム134は最大で同5000万ベクレル、セシウム137は同1億ベクレルだった。
東電はこれでも福島第一原発からの汚染された地下水が海に流出していることを
認めていなかったのですが、22日になってやっと認めたとのことです。
海に流出、東電認める=福島第1の汚染地下水
東京電力は22日、福島第1原発海側の観測井戸などで
高濃度の放射性物質が検出された問題について、汚染された地下水が
海に流出した可能性があると初めて認めた。
推定流出量については「解析が必要」として現時点では不明とした。
東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は同日の記者会見で
「汚染を外に出さないことを目標にしており、非常に重く受け止めている」と謝罪した。
東電によると、5月下旬に最初に汚染が確認された観測井戸周辺の地下水の水位と
潮位の変化が連動しており、水が行き来している可能性が高いと判断した。
その上で、濃度の上昇は水中カーテンなどで囲まれた1~4号機取水口付近に
限られており、港湾内の他の場所や沖合では濃度に変化は見られないとして、
影響は限定的との見方を示した。
こういう想定がつくくらいは誰だってできたと思うのですが。
確信が持てるデータを掴むまで、東電も軽はずみな推測は口にしなかったのでしょうか。
しかし、自民党が圧勝で、衆参のねじれも解消で、政府として原発推進の姿勢が
明確になって安心したのか、参院選が終わっての発表となりましたね。
ま、そういう邪推もできるってものです。
こうなってくるとぶっちゃけ、貯蔵タンクに貯まりに貯まった汚染水を、
海に放出したって一緒じゃねえ?
みたいな発想にもなっちゃうかもですね。
どうせ汚染された地下水の流出を抑えられないのなら。
え、もう放出してる、ですって?
ともかくそんなカンジで、悪化するばかりの福島第一原発の汚染水問題の現実に、
それでも原発を推進する自民の圧勝と、暗澹たる思いになるのですけどね。
自分は自民党が大嫌いというのもありますけど、
まあ、こんなインチキな連中が圧倒的与党となるのですよ。
なんか、ヒットラーが台頭したときに似てると感じるのは自分だけでしょうか。
いや、ヒットラーの時代には生まれてさえもいないのでナンですが。
もうね、こうなったのも民主党のせいだと、言いたくもなります。
特に今の執行部の連中ですよ。
民主党が躍進した立役者の鳩山氏・小沢氏を追い出し、そのフィロソフィを捨て、
ただ役人のいいなりになるだけの体たらくとなってしまいました。
それだけならまだしも、そのうえで公正な政治をすれば良かったのですが、
おこなったのは国民への裏切りと背信。
もう本当にね、こんな自民1強にしたのは、ブタ、じゃなかった、野田のほか、
岡田、枝野、カン、前原、仙谷、安住、その他諸々の現民主党。
まったく責任をとって欲しいものです。
もし、民主党でまっとうに小沢一郎が代表となり首相となっていれば、
ちょっと違う日本になっていたんじゃないかと悔やまれてしょうがありません。
その小沢一郎氏も、今回の参院選を見る限り、すっかり存在感が薄くなりました。
生活の党の獲得議席はゼロでした。
しかも、森ゆう子氏という、馬力のある政治家まで落選してしまうのですから。
新潟県民は大丈夫なんでしょうか。
いや、大丈夫なのか?は小沢氏、ってことになるでしょうか。
この人がトップに立つ政治を見たいものですが、どうでしょう、
次の選挙にチャンスは残されているかどうか、年齢的にも。。。
大丈夫なのかというと東京都です。
なんたって都知事選で猪瀬センセーに圧倒的勝利を授けたお土地柄。
今回も、丸川とかいうチャラチャラしたオンナがトップ当選するという。
一方で、俳優の山本太郎氏が当選してくれたのがまだ救いでしょうか。
東京都民の両親がかろうじてここにも残っていたという。
山本氏の原発一点突破みたいな姿勢とその主張っぷりには賛否ありますが、
正義感・使命感を感じさせる点では他の議員よりははるかにマシと言えましょう。
山本太郎氏の支持基盤で特徴的なのは若い人が多いってことでしょうか。
ネット選挙ってのは若者の政治への関心向上を狙った側面もあるのでしょうけど、
実際はどうだったのでしょう。
日本経団連新聞がこんなこと書いてますけど。
「ネット参考にせず」86%
共同通信社は21日、全国の投票所で有権者の動向を探る参院選出口調査を実施した。
支持政党を持たない無党派層の支持が自民党に流れたことや、インターネット上の
情報を参考にして投票先を決めた人が1割にとどまった実態が明らかになった。
今回の参院選からインターネットを活用した選挙運動が解禁となった。
投票先を選ぶ際にネットの情報を参考にしたかを聞いたところ「参考にしなかった」
と回答した人が86.1%に達した一方、「参考にした」は10.2%にとどまった。
各党、各候補者は選挙期間中にホームページ、交流サイト(SNS)の
ツイッターやフェイスブックなどを使って政策を訴えてきたが、有権者に十分に
浸透したとは言い難い。次回の選挙以降、ネット戦略の練り直しを迫られそうだ。
「参考にしなかった」と答えた人は、男性が85.1%、女性が87.2%。
年代別では60代が90%と最も高く、50代が88.6%、40代と70歳以上が85.9%と続いた。
「参考にした」のが最も多かった年代は、20代で23.9%。次いで30代が17.9%だった。
支持政党別では自民支持層で「参考にした」が10.1%、「参考にしなかった」が87.5%。
日本維新の会とみんなの党の支持層で「参考にした」のはそれぞれ12.1%、
11.7%で自民、民主両党を上回った。支持層が「参考にした」割合が
最も高かったのはみどりの風で19.4%だった。
出口調査の方法
47都道府県1836の投票所で、投票を終えた有権者に、選挙区で投票した候補者、
比例代表で投票した政党、候補者、支持政党などを回答してもらった。
回答者総数は男性3万8471人、女性3万8365人の計7万6836人。
なるほどー、ネット選挙って役に立たないんだー、えっへん!
みたいな、大マスコミのドヤ顔が見えそうですけど。
っていうか、ネットでPRするっていうごく自然な行為がネット選挙だとか、
そもそも大げさなハナシなカンジはしますけど、いいのでしょうか。
それはさておき、自民党が圧勝するという現実を合わせて突きつけられて、
共同通信の出口調査とやらをネタにするのもなんですけど、
要はネットを使ってみたけどネットに近い世代の若者はそもそも政治に関心がなく、
よりテレビや新聞と、大マスコミとの接触層を煽るのが有効と、そういうことですか。
まぁ、若者の選挙への関心の低さというのは今に始まったことじゃないですけどね。
自分が学生のときとかもそうでしたよ。
政治を考えるにはそもそも早すぎるのかもしれません、日本では。
とにかくね、こんなに衆院選でも参院選でも自民党を圧勝させたのは
経緯はどうあれ、国民の選択ってことになってしまうのですからね。
いやはや。
なんか、選挙結果を受けて各メディアが街の声とか拾ってますでしょ。
そんで、アベノミクスだの景気だの言うワケですよ。
2年前は、被災地の復興・福島の復興して日本の再生なし、そう言ってたと思うのですが。
311以後、日本も社会のあり方を見直すべき、そういう機運があったと思うのですが。
自民党の躍進で、それは二の次、なんてことになってないでしょうか。