昔は、1980年代後半から1993年ごろまで、NECのPC-9801が全盛の時代でした。パソコンを取り扱っている店舗で9801関係の書籍やソフトウェア、周辺機器について、それが何パーセントか調査してみると、やはり、その大半を占めていました。会社の情報機器の導入に際しては、PC導入委員の一員であった私は、客観的な条件が比較的と整っているということで、PC-9801を推薦しました。その結果、この機種に導入が決まりましたが、その数年後1993年にWindows3.1、1995年にWindows95がでてきて、機種入れ替えでどの会社にするのかで困りました。Windows95は、東芝でも富士通でも、コンパックでもどこでも発売していたので、優劣が判定しにくかったのです。結局、過去のMS-DOSソフトウェアの継承で有利だということで、再びNECに決まりV200を導入しました。
それで、過去のソフトの継承の観点から、N88BASICというプログラミング言語で作られたMB-DOSのソフトを活用できたのか?というと、何とか使えましたが、十分に活用とまでは行きませんでした。つまり、製品版ではなくて社員の手作りソフトであるため、どこかにバクがあって、1箇所でもデータの打ち間違えがあったり、項目や数値によっては、プログラムの部分を多少カスタマイズする必要もあったので、それができない場合は、プログラムが途中で止まるか、印刷が止まってしまいました。
「プログラム番号 1010番が間違っています。修正してください。」というようなエラーメッセージが出ますと、そこを修正します。こういうことの繰り返しですので、データかプログラムを見直しながらプリントアウトしていき、報告書を仕上げます。これはなんだか、プログラムとデータが交互に混ざっている状態なので、両方をよく理解して点検しないと使えませんでした。
今は、こんなBASICなどのプログラミング言語を勉強しなくても、エクセルで誰か専門家が作ったマクロで自動計算をしてくれますので、それにデータを打ち込むだけで一気に集計表を仕上げてチェックし、正しければプリントアウトします。つまり、誰でも簡単に経理や統計、グラフ化などが間違いなく出来てしまう時代です。
便利な時代ですが、人間の頭のためには、却って退化させてしまうのではないか?と危惧するものです
それで、過去のソフトの継承の観点から、N88BASICというプログラミング言語で作られたMB-DOSのソフトを活用できたのか?というと、何とか使えましたが、十分に活用とまでは行きませんでした。つまり、製品版ではなくて社員の手作りソフトであるため、どこかにバクがあって、1箇所でもデータの打ち間違えがあったり、項目や数値によっては、プログラムの部分を多少カスタマイズする必要もあったので、それができない場合は、プログラムが途中で止まるか、印刷が止まってしまいました。
「プログラム番号 1010番が間違っています。修正してください。」というようなエラーメッセージが出ますと、そこを修正します。こういうことの繰り返しですので、データかプログラムを見直しながらプリントアウトしていき、報告書を仕上げます。これはなんだか、プログラムとデータが交互に混ざっている状態なので、両方をよく理解して点検しないと使えませんでした。
今は、こんなBASICなどのプログラミング言語を勉強しなくても、エクセルで誰か専門家が作ったマクロで自動計算をしてくれますので、それにデータを打ち込むだけで一気に集計表を仕上げてチェックし、正しければプリントアウトします。つまり、誰でも簡単に経理や統計、グラフ化などが間違いなく出来てしまう時代です。
便利な時代ですが、人間の頭のためには、却って退化させてしまうのではないか?と危惧するものです