趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

海外無料サーバーは規制や制限があっても有用である

2011-09-25 19:07:36 | 機器について
無料サーバーは、多くのユーザーが同じサーバーで同じIDでサイトを立ち上げている関係上、何らかの制約や規制をしないとセキュリティー上問題が起こりやすいので、一見、かなり不便で使いにくいように思えます。反対に有料サーバーの場合は、一切の規制がないのかというと、多分、ほとんどないのでしょう。やはりそこは、身銭を切って契約してもらっているので、規則で縛って使いにくくしてしまったのでは顧客が逃げるので、殆どのレンタルサーバー会社は、規制をゆるくしているはずです。
 ということは、別段何も考えなくても楽にWordpressやMovabletypeがインストールできてしまうのです。私は連日、無料サーバーと格闘して宣伝やらセーフモードやらと訳の分からない難解な世界にはまり込んでいるので、何か拍子抜けしてしまうのかも知れません。また、超遅い海外の回線状況でファイル転送の取りこぼしやファイル破損による転送のやり直しやファイル修復作業をいやというほど味わっている自分としては、国内回線で比較的快速な問題の無いファイル転送なんて、まったく経験したことがありませんので、これまたカルチャーショックは必至でしょう。
 要するに楽すぎて、トラブルなしで拍子抜けというか、もう勉強することが無くなってしまう気がするのです。そんな立派な有料のサーバーを借りれば、ストレスは無いかも知れないが、それではただwordpresssやMobabletypeなどの既製のブログを使って文字を打って写真や動画を転送してるだけじゃん!プラグインやテーマなど何の問題も無くインストールできて、バージョンアップも自動で出来て、まったくもう言うことなしです。しかも、電話サポートも懇切丁寧でご親切なアドバイスがあり、至れり尽くせりの上げ膳据え膳で殿様気分になって快適な使用感でしょう。でも、これは、既製のプログラムを快適にインストールしているに過ぎません。

 私はそんなのではなくて、もっと多様な考え方があってもいいんじゃないかといつも思っています。無料サーバーで間借り人の悲哀を感じるというか、元来、携帯電話でも回線が混雑しているときにはそういった気持ちを感じることがありますが、その類の悲しみや苦労を感じながら、何とか自分でPHPやCGIを努力して勉強して、丈夫で長持ちする有用なシステムを自前で作ってやろう・・・なんてことを考えています。
 でも、そんなことはコンサルタントに丸投げするか、10年1日の如くホームページビルダーで静的なhtml文を作っておけばいい、などと安易な道を選び、一方では会社の経費や予算ばかりを要求して快適な通信環境を期待するような社員ばかりでは、何か非常に問題を感じる職場の雰囲気だなと思っています。

  第一、今述べたようなことは個人的な趣味ならば、それはそれでいいのかもしれないが、やはり仕事で使うのであるならば、まったく話が違いますし、デザインや発注書・お客様シートなどの書式のカスタマイズに結構経費が嵩むものです。
 たとえば、10個の支店があって、ドメインをco.jpで取得して年5000円ずつ払う。月々10000円のサーバー費用が12ヶ月で12万円、10支店で125万円かかります。それに、コンサルタント(技術者)と契約しなければ、業務用にはカスタマイズできませんのでこれが1支店10万円として10支店で100万円。総費用225万円です。 これでは、ちょと費用がかかり過ぎると思うのです。

 経費節減のために、たとえば海外の無料サーバーを使うと回線が遅いデメリットはあるのですが、反対に大きなメリットも考えられます。要するにIP分散の効果です。これは、国内サーバーの過密や混雑を避けることができるので、注文が殺到したときにはより安全な通信手段になります。しかも無料で無宣伝ですから、顧客対策には十分に役だちます。これを使うと、何も月10000円のサーバーを借りなくても、半額の5000円ぐらいで十分です。

 また、日ごろから無料サーバーで経験を積んでいる社員が各支店にいますので、コンサルタントに何もかも丸投げで任せるようなことをしなくても済みます。そういった訳でコンサルタント料金のほうも、50~70%ぐらいに節約ができます。将来的にも、このほうが会社にとってプラスではないかと考えます。

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