ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

牛たん三色定食@たん焼き・牛兵衛(仙台)

2017年03月28日 19時21分41秒 | B級グルメ
仙台と言えば「牛たん」.
老舗「味太助」の初代店主の佐野啓四郎氏が試行錯誤の末,生み出した料理らしいです.
仙台の牛タンは,料理人の情熱の結晶と言われている.

山形県西里村(現河北町)の農家の二男として生まれた佐野啓四郎.
彼は東京で料理の修業をしていた二十代の頃(昭和十年頃),フランス人シェフからシチューなどに使う牛タンの味を教わった.
その美味しさに魅かれた佐野は,日本人好みの味付けに工夫を重ねた.

「東京で日本料理の修業をしている時に知り合ったコックが言うんだよ.
牛の舌ほどうまいものはないってねぇ.
まさか,と思って自分で焼いて食べてみたら,これが本当にいい味なんだ.」
牛タン焼きの生みの親である佐野啓四郎は,初めて牛タンと出会った頃をこう振り返った.
(「味太郎」のHPより)


ここまで書くと,「味太郎」に行かないわけにはいきません.

でも,ホテルの近場に「牛兵衛」というお店を発見.
その夜の仙台は,結構寒かった.
寒空の下を歩くのが,おっくう.
近場のお店で妥協.

そもそも,仙台には牛タンのお店がそこら中にありすぎます.



典型的な仙台の牛タンは,麦めし,テールスープ,白菜の漬物という構成.
「牛兵衛」の牛タン定食もオーソドックスな構成です.



なんかメニューの写真と違うような・・・?
(細かなことは気にしない.)



三色定食とは,塩,タレ,みそで味付けされた牛タン.



さっぱりした塩.
厚みもあって,ふわっとした歯ごたえ.
肉の旨味がほとばしります.



コクのあるタレ.
脂の甘味とタレの甘辛さのダブルパンチ.
麦めしが進みます.



深い味わいの味噌.
味噌を焼いた香りの香ばしさが何とも言えない美味しさ.



テールスープ.
コラーゲンやゼラチンたっぷりのテールとさわやかなネギの切れのある味の組み合わせ.



レトロな味わいの麦めしとジューシィーな牛タン.
仙台のB級グルメは,確かに旨い.
牛タンの元祖・佐野啓四郎の想いは,現在も脈々と仙台に受け継がれていました.






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