The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2005 アルボワ ピュピラン プルサール ラ・シャマード フィリップ・ボールナール

2016-08-21 11:43:18 | ワイン
この造り手の白を飲んだときにも触れたけれど、氏はジュラ地方のアルボワのピュピランの、かのオヴェルノワの近くで育ったらしい。
当然のことながら、いわゆるワイン造りの薫陶を受けたことは火を見るより明らかで、もちろんワインのスタイルは思いっきりのナチュールだ。
しかしながら、そのワインはピュアで、素朴で、素直に美味しいのだ!
酸膜やマメや硫黄の弊害は最小限に抑えられている。
そこへもってきてプルサールの優しさや、滋味や、ソヴァージュ感や、お出汁感のメリットは存分に発揮されているのだ。
ハッキリ言って、このヴィンテージですでに飲み頃の高原部に達し、旨みバクハツだった!
樹齢45年のプルサールめやりおったわ!(笑)





微かなマディラやマーマレードにプラム、レッドカラントときた。
旨みに出汁感にしっとりと包まれて、わてよろよろとしな垂れかかるの図♪
コレを鮨屋に持って行ったとして、キミはどう思う?



まずは四の五の言わずにやってみなはれ!と言いたいのだ。
その時、極上のヒトトキが訪れると思う・・・