The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『哀しみよサヨウナラ・・・』と言う名前のボルドー

2009-10-30 19:36:42 | ワイン
名前はフランスの詩人ボードレールの一節に由来しているといいます!

シャトーの名前は『シャス・スプリーン』

『哀しみよサヨウナラ』とか『憂いを払う』という意味とのこと・・・

シャトーはAOCオー・メドックに属しムーリ村ではトップ・シャトーにして
クリュ・グランブルジョワ・エクセプショナールの各付けなんですね・・・

セパージュはCS60%、M35%、PV3%、CF2%で
味わいは凛として品格のボルドーです。

あるワイン評論家に言わせればメドック3級に匹敵との見解もありますが、
そんなことより弱小地区でありながら厭らしさとかヒネタ感じのない
本格的でかつ本流のボルドーの風味と味わいを楽しめる独特のスタイル!

先日そのシャス・スプリーンの1966年物をご相伴に預かりました。

これは説明するまでも無く見事な代物♪
大成功のシャスと言って良いのでしょう!

背筋の通ったミディアムなボディーでそこには後腐れのないコクが存在します。
ミネラルと焙ったハーヴを感じるトップに続き
ローストしたへーゼルナッツに甘草のアクセント!
熟しきったプラムと熟れたブラックカラントのアロマが心地よし!

あるシャトーではタンニン過多で解けにくい1966年ですが
43年の歳月でシャス・スプリーンは全てを見せてくれました。

本当に『憂いを払って』くれました!

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