２００７ ワインヴィーナス 奥野田ワイナリー 桜沢シャルドネ 樽発酵

これまで『２００８年』『２００９年』物は飲んでいました。

そして今回は『２００７年』物！
８本のニッポン・シャルドネの中、一番異彩を放っていたシャルドネは、
ナニを隠そうこのワインだったんですね・・・

まずはこの色合いから見てください↓



正しく鼈甲色にオレンジの縁取り！
この色を見ただけで、只者ではないことが直ぐ分かります！

自社農園産のシャルドネをオークの新樽で発酵し、
半年間の樽熟成を行います。

この驚くべき濃密な色合いの液体からは、よく熟した果実由来の洋梨やマルメロ、
さらには柑橘の香気に満ち溢れ、そこにミネラルとハーブのアクセントが伴います。

さらには、樽由来のヴァニリンと香ばしいへーゼルナッツのニュアンスがあって、
終いには蜂蜜ワインのミードさえ見つけることが出来るんですね・・・

果実は複雑極まりなく、過熟の味わいではあるものの、ヘタリなど無く、
むしろ若ささえも感じてしまう・・・

これはどこかで、飲んだような記憶があるのですが・・・

とその時、ア！アレだ！！
『フリウリ』の鬼才『グラヴネル』の『アンフォーラ熟成』のあのワイン！

『２００７年　ワインヴィーナス』は凄いオーラを放っておりまする！
このヴィンテージは既に、手には入らないのは分かっているのですが、
飲んでみたいはワインヒートの性（さが）というもの、
さすれば『２００９年物』をあと数年ですが、待ってみましょうか・・・