72’73’74’と凡庸なヴィンテージが続いたボルドーでは
熱波の夏をむかえた1975年の中盤にはこの年こそ・・・
と期待が高まったようです!
確かにボルドーにとっての1975年は数少ない1970年代の
良年の一つと数えて差し支えないでしょう。
でも本当に成功して味わいに潤いを感じるシャトーは
限られたしかも格付け上位の物のみになります。
さてここに来て何本かのデュクリュ・ボーカイユを
シリーズでご相伴にあずかったわけですが
今回はくだんの1975年をいただく機会がありました。
青山のボルドー氏所蔵のものであります。
大ぶりなボルドータイプのワイングラスに注がれますと、
程なく本格的で熟成の進んだサンジュリアンの香気が立ち昇ります。
ブラックカラントとセミドライのプラムの果実香・・・
くわえて湿った森や焙煎やオレンジの皮のニュアンス!
34年の熟成期間でよく収斂された変化に富んだブケを楽しめます。
一方フルーツの味わいは注ぎたてが一番の賞味ポイント!
待ってるうちに底アジの軽さと辛さ・・・
そしてこれが1975年の難しさでもあるのですが
甘くふくよかさを感じるヴォリューム感に欠けているようです。
そうはいってもサンジュリアンらしいスタイリッシュさと
食事とマリアージュさせた時の無常のヨロコビは何時もどおり・・・
メドックのグラン・ヴァンの威風堂々に浸る事のできた一日でした。
熱波の夏をむかえた1975年の中盤にはこの年こそ・・・
と期待が高まったようです!
確かにボルドーにとっての1975年は数少ない1970年代の
良年の一つと数えて差し支えないでしょう。
でも本当に成功して味わいに潤いを感じるシャトーは
限られたしかも格付け上位の物のみになります。
さてここに来て何本かのデュクリュ・ボーカイユを
シリーズでご相伴にあずかったわけですが
今回はくだんの1975年をいただく機会がありました。
青山のボルドー氏所蔵のものであります。
大ぶりなボルドータイプのワイングラスに注がれますと、
程なく本格的で熟成の進んだサンジュリアンの香気が立ち昇ります。
ブラックカラントとセミドライのプラムの果実香・・・
くわえて湿った森や焙煎やオレンジの皮のニュアンス!
34年の熟成期間でよく収斂された変化に富んだブケを楽しめます。
一方フルーツの味わいは注ぎたてが一番の賞味ポイント!
待ってるうちに底アジの軽さと辛さ・・・
そしてこれが1975年の難しさでもあるのですが
甘くふくよかさを感じるヴォリューム感に欠けているようです。
そうはいってもサンジュリアンらしいスタイリッシュさと
食事とマリアージュさせた時の無常のヨロコビは何時もどおり・・・
メドックのグラン・ヴァンの威風堂々に浸る事のできた一日でした。
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