The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2003 モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ ヨハネ・パウロ2世 クリストフ・ブリチェック

2013-01-13 11:22:43 | ワイン
実はその日の朝までは、夕刻には新年会があると信じて疑うことがなく、
仕事が終わってからの流れを頭に描きつつ、準備万端怠り無くしていたのですが、
ある御仁からの電話で、同門会の新年会は明日であることが判明!

結果、全く違う新年会に顔を出して、恥をかくという、最悪の事態を回避することが出来ました。

ラッキー!こいつは春から縁起がイイわな!
などと、わけわかんない納得なぞして、そのとき既に新春行脚の行き先を考えました。

で、年が明けて、『アル・フォルノ』さんに行き、『想い酒』さんも行き、
今度は『H』さんにお邪魔を決定いたしたしだい・・・

『H』さんの新春の煌びやかなお料理は、こんな流れ↓







この流れで、ビールを飲み、日本酒を飲み、そしてその日のために持ち込ませてもらった、
表題のワインを楽しんだんですね・・・



コレが見事に、メタモルフォーゼした、いかにもモレらしいワインでして、
実に美味しくいただきました。

このブリチェックを飲みましたのは、今を去ること20数年前、
当方30代の半ば、場所は西麻布、そして泣く子も黙るワインバー『T』での出来事、
確か88年物だったかと記憶しております。

その艶めかしさ、その隠微さに触れて、このモレは・・・
と、驚きを禁じえなかったのを憶えております。

さて、この2003年もの、世代はエドワルドからクリストフに代わりはしましたが、
一たび熟成したときのワインに漂う色気のニュアンスは変わらず、
やはり押えて置くべきドメーヌだと、再確認したしだい・・・

一方味わいは、モレらしく、タンニンの骨組み堅固で、酸度の裏打ちも確かなもの、
しかしながら、エキスがソレに拮抗して、味わいは極めてスムース!

和食とも素晴しい相性を見せてくれました。

セラーの中で、10年近くも放置されて、やっと花咲くこれらのワイン!
飲んでみて、得をしたなあと想うのはワタクシだけではなさそうです。

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