The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2003 シャンボール・ミュジニ レ・ザムルーズ ベルナール・セルヴォー

2011-11-18 05:28:52 | ワイン
『オテル・・・』での前半が終わりまして、赤ワインの段になって、
イキナリの『サンプリング・クラブ形式』になるわけですが、
ソノ最初のワインが『ベルナール・セルヴォー』の手による2003年物、
もちろん『シャンボール・ミュジニ レ・ザムルーズ』だったんですね・・・



『ベルナール・セルヴォー』はなかなかお目にかかることのない造り手ですが、
本拠地は『モレ・サン・ドニ』でして、しかもソコでは最高の造り手との評価を受けているとの事!
しかしながら、その生産量たるや僅かに1200ケースのみで、
その意味ではお目にかかりにくいということなのでしょう・・・

この造り手は2つの『シャンボール・ミュジニ』のプルミエを持っていて、
一つは『レ・シャピオ』もう一つが『レ・ザムルーズ』だったわけです。

マット・クレイマー氏によれば『ここのレ・ザムルーズはスポーツ・カーばりに硬いバネがきいて、
満々たる力を秘めている』と表現しておりますが、ハタシテどうなのでしょうか?

まずはソノ色合いですが、4本並べて明らかなる差異はないのですが、
ビミョウですが『ベルナール・セルヴォー』が一番薄い・・・



それでも、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールの平均値よりは濃厚な色合いのルビー色を呈しております。



グラスに注がれた瞬間に強いミネラルと還元的な香りを感じますが、ソレも程なく消え、
赤い花束にラズベリージャムやレッドチェリーなどの純粋なアロマを楽しめるんですね。

スポーツカーばりとは言えませんが、繊細でありながら瑞々しく、
ブルゴーニュのピノはこうあるべき!という王道を見せ付けてくれます。

どちらかと言えば、ボディーの内実の強さよりは、酸度の下支えが強く、
料理との相性は見事なもの・・・



もちろん、その日のメイン料理『イベリコ豚のグリル、4種のワインソース』と
見事なマリアージュを見せてくれました!


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