The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『パレード』に触発されて、『パーク・ライフ』を読み直す!

2010-04-02 00:46:04 | ライフ
私の勘違いでしたのですが、吉田修一の『パレード』は新刊ではなくて、


2002年の発刊だったんですね・・・


で、なぜに最近本屋の店頭に並んでいるかといいますと、


それは、映画化されたから、というのが主だった理由のようです。


実は『パレード』は山本周五郎賞を受賞した、彼の代表作の一つで、


芥川賞受賞作品『パーク・ライフ』のチョット前の作品なんですね・・・


てことで、今日は木曜半ドンでして、


夕刻から、ロビン・トゥルワーのアルバムをガンガンかけながら、


2007年物のペルナン・ヴェルジュレスのルージュを、


ロブマイヤーのバレリーナ・グラスで味わいながら、


その芥川賞受賞作を読み直しておりました。


ソウソウ、ペルナン・ヴェルジュレスの造り手はパトリック・ジャヴァリエでして、


白の産地でもある、その地所のテロワを存分に発揮し、


和らぎの、それでいて奥行きのある、美味しいボーヌを楽しんだわけです!


それにしても、吉田修一作品は、滋味の豊富なボーヌの味わいそのままで、


特にも、『パーク・ライフ』はそれを地で行った様な作品でした。


同一作品を二度読む事は、大ぶりのグラスでリターンして飲むワインにも似て、


初め気がつかなかった素晴らしさに、気づかせてくれるチャンスを貰う


ということでしょう・・・


いずれ、読書欲増幅中です!

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