The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1999 プーロ・サングエ リヴェルナーノ

2012-02-25 06:32:28 | ワイン
『第68回・・・』のメインディッシュに合わせるべく、最後に登場したワインが、
『ラッダ・イン・キャンティ』の雄『リヴェルナーノ』のスーパー・タスカン、
サンジョベーゼ100%の『プーロ・サングエ』でありました。



『キャンティ地区』において『ラッダ・イン・キャンティ』は、特に標高が高く、
日照量は強いが、気温は相対的に低い地区とのこと・・・

さすれば、エレガントなピノ的ワインで最後を〆れると判断したんですね・・・

そこへ持ってきて、エノロゴが『ステファノ・キオッチョリ』とのことで、
いっそう期待が持てると踏んだ訳です!

さてこの『プーロ・サングエ』を久しぶりに飲んでみるわけですが、
まずはこの色合いを見てください↓



濃密なガーネットに深みが増し、その縁取りには琥珀のニュアンスが見てとれます。

グラスに注がれて、トップのミネラルが霧散した後には、
濃密なカシスやプルーンの砂糖漬けのアロマが立ち上がり、そこに梅紫蘇のアクセントが見つけられます。
更には少し待ってみますと、ブラックオリーブ、シャンピニヨンなども華を添え、
時間とともに複雑性が増すばかりなんですね・・・

味わいにはピノ・オンリーとは言わないまでも、酸度の支えがスタイルを良くし、
参加者の半分がピノ・グランクリュと言い、残りがイタリアワインと御名答でありました!

サンジョベーゼ100%の13年!この熟成期間が短かったのか、長いのか?
その辺には議論の余地があるのでしょうが、
最後のキュイジーヌとのマリアージュには何も言うことなし!

高級イタリアワインはこう来なくては!
このワインを飲んで、そう思いました。

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