The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2016 レ・ランドマン・キ・シャントゥ ル・トン・デ・スリーズ

2018-10-08 19:23:17 | ワイン
一度見たら忘れられない独特のエティケットは、さながら『このワインは旨いぞ~』と叫んでいるようにも見える。
エティケットの上の端には『レ・ランドマレ・キ・シャントゥ』とあるが、これは『輝かしい未来』という意味とのことだ。
なるほど、飲んでみてそれを肩書きどおりに納得の味わいがあると思ったのは、ワタクシだけではないだろう。





これはグルナッシュ・ノワール100%で出来ている。
しかも出来の良い葡萄ができた年のみで、遡ってみると08’11’13’そしてこの16’にリリースされた。

樹齢35~40年のヴィエ・ヴィーニュ。
平均収穫量は20hl/haの超低収量。
もちろん、醸造は何も引かない、何も足さない、いわゆる自然派の流儀に則っている。

ここの地方の、この品種ではこの涼やかさ、この優しいバランスは奇跡に近い。
スルスルッと飲めて、カラダに沁みてそうろう。

最近はラングドックのこの手のローヌ系品種が気になってしょうがない。
また手が伸びそうな気配で、自重するのが大変なのだ。