(2018.12.22訪問)
明けましておめでとうございます。
「土曜日は古寺を歩こう」新春第一弾は、お粗末ながら去年の記事を引っ張っています。
相変わらずドジなブログですが本年もどうぞよろしくお願いいたします。
大和路号は第四番札所大日寺から第五番札所地蔵寺に向かいます。距離にして1キロ少々、見てる間に到着です。
訪ねる地蔵寺には、四国で唯一、彩色豊かな五百羅漢像が約200体が安置されているそうで、それはそれは迫力半端じゃないそうで
す。「唯一」とか「ここしかない」と云う言葉に非情に弱い私め、期待ワクワクでハンドルを握っています。
▼小さなきれいな平石が敷き詰められた参道の先に山門が見えます。
[ 地蔵寺 ]
●山号 無尽山(むじんざん)
●院号 荘厳院(しょうごんいん)
●寺号 地蔵寺 (じぞうじ)
●宗派 真言宗御室派 (しんごんしゅうおむろは)
●勅願 嵯峨天皇 (さがてんのう)
●開基 弘法大師 (こうぼうだいし)
●開創 弘仁12年(821年)
●本尊 延命地蔵菩薩
●徳島県板野郡板野町羅漢字林東5 TEL. 088-672-4111
●拝観料 五百羅漢堂200円 御朱印300円
●徳島自動車道「藍住IC」から県道1号を南へ、県道12号を右折、西へ県道34号を右折スグ。
▼山門です。
地蔵寺縁起 (四国八十八ヶ所霊場会HPから抄出)
嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開創された。大師は勝軍地蔵菩薩を彫られ、本尊に安置したと伝えられる。その後、淳和天皇、仁
明天皇の三代にわたり天皇家が帰依された。熊野権現の浄函上人が延命地蔵菩薩像を刻み、その胎内に大師作の勝軍地蔵菩薩を納め
られたとも伝えられている。この勝軍地蔵菩薩の信仰から、武将たちの寄進が多く。寺領は拡大し、阿波、讃岐、伊予の三カ国にお
よそ三百を数える末寺、塔頭も二十六寺にのぼったと伝えられている。
▼四国霊場第五番と刻された山門脇の寺号石標。
▼山門。三間一戸、切妻造、桟瓦葺。両脇に二天像を安置。
▼山号が書かれた山門扁額。
▼阿形像、お名前は不詳。奥の手が使えませんでした。
▼吽形像。この像もお名前は不詳。
▼境内の一部、正面本堂、右に八角堂が見えます。
▼鐘楼。
▼弘法大師行脚像。
▼精悍なお顔のお大師さん。
▼淡島堂。立派な屋根を持つ小さなお堂、和歌山淡島神社の分身で、万病封じの守護神を祀っているそうです。
▼一枚岩を穿った大きな手水鉢。
▼本堂です。複合お堂で左が本堂、右のお堂は不動堂です。
▼本堂正面。
▼堂内外陣と内陣は格子戸で仕切られています。
▼内陣最奥に立派なお厨子、中に本尊が祀られていると思われ、その前にお前立ちの毘沙門天騎馬像がガッチリ守護しています。
▼精悍な若き日の毘沙門さん。
▼本堂。
▼赤ちゃんに慕われていますが、このお地蔵さんは先祖供養地蔵尊と云います。
▼八角堂。
▼本堂とは棟続きの不動堂。
▼不動堂本尊、不動明王立像。
▼十二仏とそれを守護するかのようにお不動さんが並んでいます。
四国でここ一カ所という奥の院の五百羅漢堂へ行きましょう。
▼キレイに整備されている奥の院への参道。
▼奥の院に着きました。一瞬別のお寺かナと錯覚するほど別のお寺風でしたヨ。
▼境内は黄色の絨毯一色。正面は釈迦堂。
▼釈迦堂。
▼釈迦堂扁額。
▼弥勒堂。このお堂から大師堂に繋がる回廊に彩色豊かな五百羅漢像が約200体が安置されています。
▼弥勒堂正面で先ず本尊と目をあわせます。
▼笑ったり、怒ったり表情豊かな羅漢さんがズラリ勢揃い。
▼釈迦如来もお坐りです。
▼羅漢さんに混じってお地蔵さんもお立ちです。
▼ご機嫌斜めの羅漢さん。
噂に違わず200体の彩色された羅漢さんの見応えは半端じゃありません。
まさに四国まで訪ねた甲斐がありました。ヨカッタ、ヨカッタ!
▼最後にお大師さんさんに……、
▼一言ご挨拶をして……、
▼大師堂から失礼しました。
▼第五番札所ご朱印です。
驚異的な一日三カ寺訪問でした。今日で四国八十八カ所霊場中五霊場の訪問を終えたんですが、残り八十三カ寺途方もない多さに、
結願できるかはなはだ疑問、なるだけ訪問機会を作って挑戦しようと思っています。しかし四国八十八カ所、大阪からは遠いですワ。
フロク
▼祖谷かずら橋はこんな橋です。揺れますよ、怖いですヨ。
これにて四国八十八カ所霊場三、四、五番札所オシマイです。