裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

M-J

2009年09月18日 02時24分05秒 | Weblog
ほんとに夢のようなことが起こりそうな、新政権の動きです。
ワクワクしますね、ちょっとこれ。
言っちゃ悪いけど、わずか数日前の麻生さんの画がテレビに映ると、まったくなんという人物を国家のトップに頂いていたのだ、と悪寒を感じずにはいられません。
しかしですねこの高揚感、日本中を興奮の渦に巻き込んだ小泉さんの登場のときと似てませんか?
あのときも、日本は変わる、的な期待感が充満してて、国民は夢見心地になってたものでした。
その反動としての深い失望を体験してるだけに、新しい政権を100%信じられないのが哀しいところ。
ただ、ほんとに国が変わりそうなこの予感は、小泉さんの言葉が非常に抽象的であったのに対して、今回政策をリードしてる人々(鳩山さん個人ではない)の言葉が具体的な説得力を持ってるとこに根差してます。
つか、言ったからにはほんとにやれよ!
できなかったら承知しねっかんな!
・・・くらいのスタンスで見守りましょう。
国会の質疑がはじまったとき、新野党(J他)の攻めの前で、今の意気揚々さが少しでも残ってたらいいんですが。
とは言え、世にも見苦しくゆがんだシステムが、政権党が変わるというたった一事でつまびらかになるのが痛快です。
新政権が一言「ここを変える」と宣言する行為には、これまでのシステムを古く古く見せる効果があったのですね。
この点は新鮮な驚きでした。
それにしても、新しく野党となったJの様子が気にかかります。
ここ10年、国民は一貫して「改革」をしてくれそうな党に投票しつづけてきたわけですが、そのことが理解できてないフシがあります。
「保守結集」なんて信じがたい言葉でまとまろうとしてる姿を見てると、ほんとに大丈夫なのか?と思ってしまいます。
立ち直るなら直るで、改革の名のもとに立ち直ってほしいです。
さて、Jの総裁選は河野さんで決まりです。
歴史はくり返します。
細川さんに政権を獲られてJが下野したときに総裁だったのが、河野さんのパパ。
息子もその「総理になれない総裁」という憂き目を見るに違いありません。
政権党もがんばって、新野党もがんばってほしいです。
なんだか日本がいい方向に向きそうなひさびさの気配がうれしいのですよ。
これはまた、絶望感の裏返しでもあるのですが。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園