裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

美しいふたつの日本語

2009年03月01日 11時38分51秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
そもそも「ありがとう」や「ごめんなさい」なんて言葉はね、反射神経から飛び出す言葉ですよ。
ひとになにか施しを受けたら「ありがとう」と、失態を演じたら「ごめんなさい」と、ついつい口走っちゃうってのが正解でしょう。
頭脳で咀嚼してからくり出す「言語」ですらなく、延髄あたりで感知して思わず飛び出す「感嘆符」みたいなもののはず。
驚いたときに「うわっ」とか言うでしょ。
それと同等に使用すべきです。
それをですね、「ありがとう」と口にするのは損失、「ごめんなさい」と頭を下げるのは屈辱、と考えるひとがいます。
このふたつの言葉は、人間間の円滑な交わりをうながす役割と、それ以前に、原初的な敬意の美しさを持ってるのですよ。
もっともっと気軽に使えんかね、このふたつのすてきな日本語。
などと。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
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