友から「サクラ」の季節がやってきました、「イヌナシ」も同じ頃に咲き始めます。 とその場所の地図まで添付したメールが入ったのは3月24日の事であった。 花の命は極めて短く、うっかりすると適齢期を過ぎてしまうことになるので、空模様を見ていたが、2017.03.27(月)青空が見えたので、下見にとやってきたのであった。
友の案内でここには梨のご先祖さまである、「イヌナシ」の生息地であり、この花は私の「花写真鑑」にまだない花(以下“新種”という)であることを確認の上、知らせてくれたのであった。まだ、時期的にはかなり早いが、見損なわないようにと、早めに来たのであった。
「鳥取神社」
三重県員弁郡東員町大字鳥取1457
この神社の境内に植えられている、「イヌナシ」が、今日私がここに来た主な目的であるが、案の定まだ“つぼみ固し”状態であった。 おまけに今日は北西の風が強く、大きく揺れ動くので、枝先の写真は採れなかった。 よって、“新種“登録は次回とする。 東員町指定の天然記念物。
「イヌナシ」の案内板によると・・・
イヌナシは、野生ナシの中でも最も原始的な種で、四月白い花を開き、六月には1cmの果実を結ぶ。 「マメナシ」とも言われている。
周伊勢湾地域に分布する希少種で植物学上の基準標本となっている。
1908年、牧野富太郎氏によりはじめて紹介された(以下略)。
先に、鈴鹿市の府南寺において、「アイナシ(間梨)」を取材しているが、その「アイナシ」は、「イヌナシ」と栽培種との間に生まれた自然交配種とされている。
咲くまでには、少なくとも一週間は必要と読んで、現場を離れた。
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