今年の夏は特別に暑く感じていたので、8月24日に湯の山温泉に於いて、「かもしか大橋」が開通したと聞いたが、その当時は体調も悪く、出かける事ができないでいた。
涼しくなり、紅葉が始まったら、見に行こうと思って居たが、国道477のバイパスが10月27日から部分開通したし、健康も天候もよし、ならば見に行こうと出掛けたのであった。
我が家から、湯の山温泉方向(西方)に車を走らせると、数分で出来た橋が見えてくる。
この道は昔からある道であり、今は県道577号になっているが、湯の山温泉に入る有一の道なのである。 従って、もしもこのあまり広くもない道が、災害などで通行できなくなれば、温泉街は陸の孤島になってしまう。
この道は「大石」を過ぎたあたりから、更に道幅が狭くなり、対向車が来れば広い場所まで下がらなければならないほどであり、景観を壊すので、道を広げられないでいる。
この道をどんどん登り、「長石」あたりから1Kmほど進むと、「鈴鹿スカイライン」に出られるから、陸の孤島にはならないとも言えるが、これは非常の場合であって、通常車は通行できないようになっている。
通常この道を開放すると、狭い温泉街の道が通り抜けるだけの道になり、混雑するが、地元の利益にはならないと温泉街の人達からの意見で、折角道を作りながらも、通行止めとしているのであろうと推測する。
理由は兎も角、我々の税金37億円が使われて、「かもしか大橋」が完成し、温泉街に入る道がもう一本出来たのである。 菰野富士の西、菰野富士への登山道入口のある鳥居道山駐車場から少し登った位置に入口がある。
橋の長さは269mであり、余り長くはない、北谷川にかかるが、橋脚の長さが70mほどあり、結構高い所を走るのが特徴みたいである。
鈴鹿スカイラインを少し登り、上から見ると・・・
温泉街側から北の方向を見る。 左に行けばスカイライン、右にゆけば四日市方面になる。
スカイラインの方向(西方)。
左に行けば、鈴鹿スカイライン、右は温泉街、手前はロープウエイ乗り場。
これで立派な近道が出来たが、珍しさがある内は、どんどん人は訪れるであろうが、今のままでは一巡したらお仕舞い、何のために橋を作ったのかと言われないようにしてほしいものだ。
廃墟と化した歴史ある温泉宿の数々、ロープウエーは空の箱を回しているだけでは、人は来てくれない。 この橋とロープウエーと温泉(冷泉)を生かす工夫が欲しい、今のままでは勿体ない気がする。
四日市方面へのR477バイパスも部分開通したし、新名神高速道が来年にはインターチェンジまで数分と道路環境は格段に良くなるので、これを活用し、菰野町の発展に是非とも寄与してはしいとつくずく思った。
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