2014.10.01(水)、四国を巡る旅は3日目、昨夜は高知で宿泊し、ホテルを7時30分に出て、徳島道を東進、徳島終点で降りて徳島城址を見学、そして一般道を13kmほど走り、きょうの二番目の目的地に到着した。
「霊山寺(りょうせんじ)」 竺和山(じくわざん)一乗院 真言宗
四国八十八ヶ所第一番札所
鳴門市大麻町板東塚鼻126 参拝入場、駐車無料
縁起によると、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開創された。弘仁6年(815)、弘法大師が四国の東北から右廻りに巡教された際、この地で衆生の88の煩悩を浄化し、また衆生と自らの厄難を攘はらって、心身の救済ができる霊場を開こうと37日間の修法をされた。その時、仏法を説く一老師をたくさんの僧侶が取り囲み、熱心に耳を傾けている霊感を得た。大師は、その光景が天竺(インド)の霊鷲山で釈迦が説法をしていた情景と似ていると感じとり、インドの霊山を和国(日本)に移す意味で「竺和山・霊山寺」と名づけられた。
本殿
さすがは第一番の札所、多数のお遍路さんの姿が見られた。
梵鐘
多宝塔
お参りに際し、線香をたてようとするも見当たらない。うろうろしていると、東南アジアから来られたと思われる女性が、二人分として6本の線香をくださった。これが”お接待”と、外人さんに教えられた。
この門を出たのが、11時55分、昼食をと近くの洋食店に入って食べていると、一人のお遍路さんと、車で来た夫婦らしき人が話をしており、聞くともなく聞いていると、一人のお遍路さんが何か乗り物の時間に間に合わないので、二人組の旦那さんらしきが、食事中にも拘らず車で送って行くという。それならば食事代を払うと言うが、”お接待、お接待”と言って受け取らず、奥さんを残して送って行った。
こんな人たちばかりなら、日本はもっといい国になり、”おもてなし”の国と胸をはれるになあ!!!・・・と思った次第。
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