ちょうど十年前に、吉野山を皮切りに、紀伊半島の南を那智山までの半周を車で見て回ったことがあり、これに味を占めて今度は四国一周をと計画をしたが、四国は道路の整備も途上にあり、効率悪く日数がかかるなどで、決行には至っていなかった。
一方、二回目の手術が終わり、思いのほか経過が順調であるし、ブログのネタも切れたままであるので、”取材”に出るために、夏の暑さが収まるのを待っていたのであった。それならばと、急に思いつき四国行きを決意したのであった。
また、今の体調ではツアーにすると、他のメンバーに迷惑をかけるような事態が起きはしまいかとの心配もあり、また、自由気ままに行きたいところはじっくりと、興味のない所はパスするなど、気軽さでは”車の旅”となってしまう。
しかし、この年になっての車の運転は二泊三日が限度と考え計画を根本的に作り直し、効率の悪い「四万十川」「足摺岬」は残念ながら行き先から外し、今から50年前、新婚旅行で尋ねた所を再訪する計画とした。
2014.09.29(月)薄い曇は見られるが、雨の心配はなし、5時に目覚めたので起きることにして、早速準備にとりかかった。 メダカ君達には申し訳ないが、早めの朝食をそれも二回分を食べてもらい、3日間欠食をお願いして、7時10分車で出発した。
西名阪道鈴鹿ICから入り、新名神道、名神道、吹田JCから中国道、神戸JCから山陽道(瀬戸SAで10分休憩)を経て、岡山ICを降りたのが11時10分、そのあと一般道を25分走って岡山後楽園に11時35分に到着した。(ここまでの高速料金¥6500)
四国の旅に「岡山後楽園」は?と思われるかも知れないが、新婚旅行は岡山から始まったから、今回も岡山をスタート地点としたのであった。
岡山後楽園正門
入場料:一般=¥400、65歳以上=¥140 駐車料:¥200
ここは旭川の中州であり、岡山藩主が家臣に命じて1687年に着工、1700年に一応完成。その後手を加えられたが、大きく変わることなく今日まできた。かつては、藩主の静養の場、賓客接待の場として使われてきた。明治に入り岡山県に譲渡され1934年の水害、1945年の戦災で大きな被害を受けたが、江戸時代の絵図に基づき復旧された。文化財保護法による「特別名勝」に指定された。(園の資料より抜粋=編集)
延養亭(えんようてい)
延養亭は藩主が訪れた際の居間になり、園内の景観が一望できる位置につくられている。
唯心山(ゆいしんざん)
園内を見渡せる築山。植木はツツジ、これが咲くころが最高の見ごろかも?。
廉池軒(れんちけん)
岡山城
川の向こう岸にそびえる。
何かのスチール写真撮影のようだ。
こんな晴れ着の子供も・・・
公園のど真ん中に田んぼが!!!。 「井田(せいでん)」
かつては園内に広く作られていたらしい。幕末に作られたとか。
この中州全体が庭園となっているが、その一部に県立博物館があったが、生憎今日は月曜日で休館日、入れなかった。
中州に渡る橋は二つあり、その一つは擬宝珠のついた和風の、ひとつは下の写真のごとくモダンな橋となっている。。
後楽園には、昼食を含め1時間30分滞在し13時5分ここを出た。この後は、一般道を40分ほど走り、瀬戸中央道の早島ICを入り、鷲羽山に向かった。
<< 続く >>