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大相撲夏場所、大の里に期待

2024-05-22 06:50:55 | スポーツ
相撲は大好きなのでNHKの大相撲放送は毎日見るが、つい最近、NHKの相撲解説者の舞の海が、大の里の相撲をこう評価していた「おそらく対戦相手も想像以上に攻める力が強くて驚いていると思うんですよね。これから右差しだけではなく、左の上手を取って引き付けて寄っていく相撲を取っていくと、大関どころか横綱も近いですよね。とにかく今の地力からすると今年中に大関に上がらなければならないですね。そして来年はもう綱とりと、そうなってもらいたいですね」と。大の里の実力は、今の地力からすると今年中に大関に、そして来年はもう綱とりになっていると言う。元横綱稀勢の里の弟子ということもあり、大の里の相撲を気を付けてみているが、今の相撲取りの中では飛びぬけた実力持っており、また、来年には綱を張って欲しいと思うのは舞の海だけではなく巷に多くいる。

今場所も、横綱照ノ富士は出場するも初日敗れると翌日は休場、同じく大関貴景勝も同様に初日負けると翌日から休場という、真面に相撲が取れない上位陣二人は、報道されている怪我の状態であれば、休場を繰り返すことになるのだろう。特に、一人横綱になって久しく、一人相撲界を引っ張る形になっている横綱照ノ富士を見ていると、辞めるにやめられない横綱に同情してしまう。加えて、今場所の大関霧島の相撲は大関相撲とは程遠いし、大関豊昇龍 の相撲も気ばかりが先行し相撲が荒っぽい。しかるに、今の相撲界を牽引するのは大関琴桜になってしまう。しかし、その琴桜も大の里に負けたのだ。

大の里、18日の8日目大栄翔との相撲を見てびっくりした。大栄翔ののど輪交じりの突き、押しに後退したが、体が離れ、相手が鋭く踏み込んできたところで素早い身のこなしで右へ大きく飛び、大栄翔をはたき込みを決めて土俵にはわせた。あの巨体の大の里が大きく飛んだ。パワー相撲ばかりを見せてきた大の里が空を飛んだ。1横綱2大関をパワー相撲で撃破し、新入幕から3場所連続で快進撃を続けている大の里が持つ身の軽さを見ると、現時点で他の力士との力量の差は敵なしの勢いにあるのは衆知認めざるを得まい。

「やはり、横綱大関がビシッと自分の力を見せつける相撲を取らないと、土俵が締まらない。これでは、番付の序列の意味がなくなってしまう。本場所の土俵はもちろん、普段の稽古場から強さを示しておくことが大事になってくる。相手に自信を持たせるような相撲内容だと、番付の秩序は守れない」と言うならば、パワー相撲と軽快な身のこなしが出来る相撲取り、大の里を頂点に持ってきても不自然さは全くないと思う。

   「Wikipedia 」
今場所のように横綱、大関陣が負け続けると、大相撲は引き締まりが無くなり陳腐化しているようにも感じられ、個人的に抱いてきた大相撲のアイデンティティと言うものが希薄化していると感じていたので、横綱稀勢の里が引退し、日本人横綱が居なくなって寂しくなった大相撲だが、その救世主としての大の里にかける期待は、限りなく大きいと思う。かっての強い時の稀勢の里がそうであったように、花道から登場すると、場内の雰囲気が一変するのがテレビを介して感じられるのは、おそらく、現在の相撲取りの中では大の里以外には思いつかない。物怖じしない気の強さと、鋭い眼光、強い力士をものともしない飄々とした仕草に、ピーンとした緊張の空気が漂ったあと、歓声が場内に響きわたる。そんな大の里になって欲しいと、大相撲ファンの一人として思う。大の里は、我々相撲ファンが期待する本当の相撲取りたる風格を生まれながらにして備えている希有な人材だと思う。「気は優しくて力持ち、真面目で努力家、潔い」-金太郎のような「お相撲さん」になって欲しい。  そういう意味においても、NHK解説の舞の海が言う、大の里に期待する声には大いに共感できる。
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