オーストラリアが原産とされる「カリステモン」
樹丈15mを超え、灰白色の樹皮は紙状に剥離し、枝はヤナギに似た細い葉が枝垂れしており、その枝先に白色ブラシのような花を咲かせる。日本名は金宝樹とも呼ばれているらしく、「お金が貯まる」とか「この木を植えると家が栄える」とか言われているが、その「カリステモン」の樹が野々池貯水池に一本だけある。枝の先端の白い洗浄ブラシに似た花姿が面白くて、なんでこんな変わった花を咲かすんだろうと、花が咲くたびに思う。
「金宝樹」と呼ばれているからには、野々池貯水池から当方の家にも「お金」や「幸せ」が風に沿って流れて来るに違いないと、このブラシの花をみながら、毎年、そう願っている。